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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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宇宙戦隊・5
医師に死を宣告されてからニ週間が経った。学校にも友達にも何も言わぬままコウは人生最後の夏休みを迎えることになった。『件名:non title本文:コウ、羽山達と花火見に行く計画経ててるから、お前も行こーぜ!』『件名:Re本文:そうだな、詳しいこと決まったらまた教えてくれ。』メールを打ち終わって、新品の携帯を閉じる。…どうせ死ぬなら、携帯むりやり買い替えなくても良かったかな。前の方が明らかに使い勝
豆宮 さん作 [420] -
?豚珍館…其の?
此処は、経済大国、日本。と呼ばれていたのは、遠い以前…今では、経済は破綻してしまい、科学部門も他国に抜かれた、名前だけの国、日本と成ってしまった。総てを失ってしまった日本に、今、立ち上がった一人の若者が居た。その男が、ミスターチョンボーで有る。彼は、350年未来から、スーパー科学を搭載したタイムマシンで突如現れた。現れた先は防衛省期待した現在の日本人の見守る中。ミスターチョンボーは早速、未来の科
亜樹 さん作 [543] -
宇宙戦隊・4
吐き気と共に、コウは目を開けた。真っ暗な世界が徐々に形を変え、見慣れた天井と蛍光灯へと変化する。今の映像は一体何だったのか?コウには今の映像が夢の中で見たものじゃないことは分かっていた。コウの脳は確実に起きていたし、今の映像はまるでテレビの映像のように鮮明にコウの眼球を侵していた。脳の腫瘍の影響だろうか、とコウは自身を皮肉って苦笑した。「コウちゃぁん、たぁだいまぁぁ〜」場の静寂を破る、間の抜けた
豆宮 さん作 [430] -
X STORY (第四話)
―放課後―\r一希「あ〜欲しいなぁバトルスーツ」健人「お前その事かよ!未来ちゃんのほうじゃないのか?」一希「あるけど…でもそのバトルスーツってやつ欲しいなぁ」健人「たしかにあったら楽かもな。喧嘩なんて楽勝勝ちだし学校に遅刻しないで済むし」一希「だろ?しかも開発者が未来ちゃんの父さんなんだぜ?一台提供してもらえないかな?」健人「無理だろ。一般人がそんな兵器ねだってもくんねぇよ」一希「チェ!欲しかっ
アル さん作 [404] -
X STORY(第三話)
健人「おい!未来ちゃんがこっち近付いてくるぞ!」一希「え!?俺らそんなかっこよくないし…」未来は男子の行列から避け一希たちへと近付いていった未来「ねぇ,あなたが一希君?」一希「そうだけど…俺になにか?」未来「はい!これ!」未来は紙を一希に手渡した未来「あなたのライブ見にいったわ!最高だったわ!」一希「あ,ありがとう」未来「良かったら今度私のコンサート見に来て?」一希「え!?いいの?」未来「パパに
アル さん作 [353] -
X STORY(第二話)
ある少年の家では母親「一希起きなさい!今日はテストでしょ!」一希「もうちょっと寝かせてよ!昨日はバンドのライブで忙しくて疲れたんだよ!」少年の名は一希この物語の主人公である母親「いいかげん!おきなさ―――い!」一希「うわ!」一希はベットから転落した一希「い,今ので目覚めた…汗」母親「遅刻するわよ!」一希「わかったよ!行くよ!」一希はあわてて階段を下り居間へと向かった一希がテレビへと目を向けた一希
アル さん作 [445] -
X STORY
―それはある研究所で実験は行われていた―\r研究員A「なかなかの性能ですのぉ」研究員B「わが社の自慢です!これを全世界へと輸出し売りさばけば我らの目的は達成されたとも同じといえましょう!」研究員A「この仕組みはどういう風になっておるのですかな?」研究員B「はい。これは通称バトルスーツSEEDといいましてこれを普通の人間が装着すると約10倍もの力を引き出せる事が可能です。しかし持ち運びが大変ですよ
アル さん作 [573] -
宇宙戦隊・3
昔アニメで見た宇宙基地みたいな場所で、軍服を着た人々が慌ただしく走り回っている。中には血まみれでふらついてる者や倒れたまま動かない者もいる。「エング王!!やはりエブニー星の奴らです!」黄色いマスクを被った人が、長い白髪の老人に言う。老人は顔中に冷や汗をかき、少しうつむいたまま叫ぶ。「非常用の救命宇宙ボートの用意を!…テシとテチはいるか!」同様に黄色のマスクをした、テシとテチと呼ばれた二人組が老人
豆宮 さん作 [486] -
宇宙戦隊・2
病院から帰宅した時には夜7時を過ぎていた。コウの父と妹は10年前に事故で他界しており、コウは母との二人暮らしである。母は仕事で深夜にならないと帰って来ない。仕事というのも水商売であるが…。帰ってきた母に、自分はもうすぐ死にますと告げたらどんな顔をするだろう。…喜ぶかもしれない。自分が死ねば心置き無く新しい恋人と一緒になれるだろう。それにしてもあの医師…こんな重要なこと話すなら「親御さんも同席をお
豆宮 さん作 [533] -
宇宙戦隊・1
「余命あと二ヶ月だね。」医師は丸縁の眼鏡を外して、デスクの上にある黒ずんだ布切れを手にした。レンズに息を吹きかけ、布切れで水滴をそっと拭う。「いや、でもねコウくん。これは考え方の問題だよ。君は今18歳だっけ?僕は36歳でちょうど君の二倍生きてるけど、自分の人生って絶対に半分は無駄にしてると思うわけ。君もこの先、人生半分以上無駄にするよりも…ねぇ?あ、それに大学受験とか就職とか考えなくて済むし。」
豆宮 さん作 [578]