トップページ >> SFの一覧
SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
-
赤の眼
「ふぅ、これで今日の塾は終わりっと♪もう10時か!早く家に帰らなきゃ。」彼の名前は赤井恵(あかい けい)ごく普通の10歳の元気な少年だ。夜道は危ないので恵は懐にナイフを入れている。「もう少しで町が見えてくるな。急がないと!」恵は走り続けて町が見えてくると急に足を止めた。「あれ?何か明るいぞ。」恵は疑問に感じながらさらに町に近づくとある事に気付いた。「燃えてる!?町が燃えてる!!」恵はパニックに陥
クローバー さん作 [521] -
?崖淵斜陽館23
西暦2020年8月の暑い夕方、病院の入口に、額から大量の血を流して倒れ込んだ男が叫ぶ。「助けてくれ〜!」慌てて、受付から連絡を受けた、医者と看護師が駆け付けた。男は救急病棟に搬送され、医者の検査を受けたのだが、血を頭から流しているのに、頭に傷一つ無い。男に質問したが…動揺している為か、ただ「助けてくれ〜」を繰り返すばかりである。医者は、「原因が解らん、スーパーコンピューター判断機に頼らざる得まい
亜樹 さん作 [518] -
『日本の終わり方〜2〜』
『………帰還できた家族には保険金と新しい家が渡される。保険金の額は一生遊んでくらせるくらいあるだろう。』という具合だった。天皇の言う事やる事は絶対、という時代。逆らう者は議会の中にはいなくなった。そして着々と制度の実行は進められ2054年07月16日第一回演習区域が決まったのであった。07/19…愛媛県東205地区今日もいつもと変わらない朝。変わらない窓の外。下からはうるさい妹の声が聞こえてくる
愁 さん作 [513] -
『日本の終わり方』
1941年…太平洋戦争/敗退。2009年…朝鮮戦争/敗退。2021年…第二次日露戦争/敗退。そして………西暦2054年。日本は度重なる戦争のため国は荒れ果て、治安は悪くなる一方。そんな中、日本の人口は増える一方で'50年には3億人を突破した。政府はこれを解決するべく対策を考案した。それが『国民家族出兵制度』現在日本はアジアの中国、朝鮮、ロシア連邦と対立しており国の存亡の危機を負っていた。徴兵制度
愁 さん作 [641] -
?崖淵斜陽館22
男が、心地よく目覚めると壁一面に拡がるテレビのスイッチが入った。おはようございます。2012年7月15日土曜日でございます。と、テレビのアナウンサーは告げていた。コーヒーのCMが流れると男は、ベッドから起き上がる。「テレビから香りが出るのは良いけど、コーヒー切らしてたなぁ」男は携帯電話にスイッチを入れると、パソコンに連動して、自動調理器が、朝食を作りだした。「携帯電話は便利になったなぁ」男は、携
亜樹 さん作 [496] -
機械のジェンダー
コイン投入口に120円玉を入れて、僕はボタンを押す。 「ガシャン」と音をたてて、受取口に缶コーヒーが落ちる。 ここまでは、普通だった。 しかし、僕が缶コーヒーを手に取ろうとするよりも早く、自販機の背後から2本のロボットアームが現れたのだ。「あの、ちょっと」 わけもわからず僕は抗議したが、5本指のロボットアームは、器用な仕草で缶コーヒーを取り出し、プルタブを開けた。「僕のですよ!」 なんだか幼稚
雛祭パペ彦 さん作 [849] -
?崖淵斜陽館21
魔物が住まう、崖淵斜陽館、今宵は如何なるお客様が、おいでに成りますでしょうか。時代は幕末、貧乏浪人が海辺で釣り糸を垂らしていた。「仕官も出来ない、傘張りの仕事だけでは、暮らして行けないしな、どうしたもんかな」最早、長屋の家賃も、かなり滞納していた。釣り処では無かったのだか、食事にも在り付けない状態で釣りをしていたのでございます。其所へ、見慣れぬ透明な瓶が波で、近くに打ち寄せられた。貧乏浪人は売れ
亜樹 さん作 [545] -
勝ち組サハラ
朝、いつものように登校すると、2年C組には誰もいなかった。 そろそろ1限目が始まる時間なのに、両隣のクラスを覗いても誰もいない。 というか、2年生は今日から修学旅行なので、誰もいないのは当たり前だった。 僕は、留守番だ。 だからといって、僕の家が旅行費用を払えないほど貧しいわけではない。 言っておくけど、僕のお父さんは「勝ち組」だ。 5年前まで、一流企業に勤めていたし、今は退社して、自宅で年1
雛祭パペ彦 さん作 [535] -
?崖淵斜陽館?
魔物が住まう崖淵斜陽館。今宵のお客様は『夕焼け』でございます。お楽しみ下さいませ。長く伸びた自分の影を踏まない様に、歩く子供。夕焼け空に、向かって青っ鼻を拭いながら、赤い、ホッペを更に赤く染めて叫んでいる。「明日も、晴れてけろじゃぁ〜」今まで、散々遊んだ友達と別れて、家路を急ぐ。「暗く成る迄、遊んでいたら駄目じゃない」と、ただいま〜の挨拶をする前に、怒られてしまった。「おいで、お風呂で洗ってあげ
亜樹 さん作 [586] -
ちぇんじ4
車も使わない生活をするので、地球温暖化はストップして緑が増えていった。「やはり、地球人がいるからこうなったんだ!我々クラン人がいれば、地球はよくなる」そういうクラン人は領地ないで団結力を高めて、人間の全てをクラン人にしようとした。 人間側もだまっておらず、クラン人と人間の世界戦争が行われた。 クラン人の知能も急激に発達してしまい、武器の使い方もしっていった。 無防備な人間は死に、クラン
コオ さん作 [506]