トップページ >> SFの一覧
SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
-
完成しました!
「どれ、君が開発したロボットを見せてくれ」「はい、主任。こちらになります」「ほお、女性型か。胸が大きいのは、君の趣味かね?」「はい。」「お尻が大きいのも、君の趣味かね?」「はい。」「ウエストが太いのは…」「主任の好みを尊重しました!」「素晴らしい!!!」
VISIA さん作 [724] -
生物実験VS俺 3
「…なぁ」反応ナシ。「…なぁって」チッ………。「零次ッ!!!」「…ッ!!!!!」反応アリ。「な、ナンだよ。驚かすなヨ〜」じゃあ、一回で返事しろっての。「お前、いつまでも食ってないで、そろそろ話してくれよ」てか食い過ぎだ。俺ん家の食い物だし。「あー、そうだナ」て言いながら食ってんし。「ハイハイ、話しマース。まず、君を狙ってん奴らは生物系の科学者達。君、というか俺達を狙っている理由は単に生物実験の実
REN さん作 [669] -
MLS-001 032
明広がまず思い描いた答えは、至極常識的な解答だった。…それは虱潰しに一階から…病院の桜色の階段を足早にあがる女の姿が、目に浮かぶ。考える端から文字になっていく答えを、皇鈴の明るい声が遮った。「一室一室、全部見て行くの?そんな面倒くさいことしないわよ。」いたずらっぽい目が、明広の次の答えを待っている。そうか、俺の思考を読んだんだ。明広は、大切な事実を思い出し、でかしたぞ自分、と心中ほくそ笑む。「残
砂春陽 遥花 さん作 [1,180] -
Paramita―序章11―
彼女は冷たく凍りついていた。そして氷のように脆く私の手の平から崩れ落ちる。「・・・・・・止めてくれ・・・・・・芝居は止してくれ・・・・・・」「・・・・・・芝居・・・・・・」彼女は小さく呟き、私を哀れむ眼差しで見つめる。「・・・・・・もう止めてくれ・・・・・・」「・・・・・・・・・」彼女はまた、黙り込む。そして趣に立ち上がり、服脱ぎ始める。裸になり、私の側に一歩、また一歩近づいてくる。私は焦る気持
新海 剛志 さん作 [543] -
Paramita―序章10―
「・・・何故、あそこから逃げたした・・・」「・・・・・・・・・」「・・・何故・・・・・・・・・・・・どうして、僕の前から姿を消した・・・「・・・・・・・・・」彼女は黙り込み、頭を深々と下げているままだった。「・・・応えてくれ・・・・・・蛍・・・・・・」「申し訳ございません・・・あなたのおっしゃている意味がよく理解できません・・・」「・・・・・・・・・」「・・・教舎とは何でしょ・・・」「・・・・・
新海 剛志 さん作 [502] -
Paramita―序章9―
「失礼します・・・」声と共に襖が開く。そこには見慣れているはずの女が座っていた。「ご指名を承けました・・・紅桜です・・・以後お見知りおきを・・・」紅桜は深々頭を下げる。私は言葉失う。肌けた衣装に身を包み、長いか髪を結い上げ、高価な装飾品を飾り付ける。昔の彼女からは想像もつかない姿。私は彼女を直視することが出来ずに、咄嗟に目を反らす。「・・・・・・蛍・・・・・・何故・・・何故そんな格好をしている・
新海 剛志 さん作 [501] -
Paramita―序章8―
暗く長い階段も終わりを告げ、私は三階に辿り着く。 すべて明かりは消され、心なしか肌寒い。私たちは菊の華の絵の描かれた襖の前で立ち止まる。「ここです。どうぞ、中でお待ち下さい。」 私は部屋の中に入り襖を閉める。―薄暗い部屋には蝋燭の脚が四つ、みな蝋燭は熔け芯だけになっていた。部屋は八畳程の大きさで、中央には蒲団が一つ敷かれている。 そして、大きな窓が一つ。冬の月夜を映し出している。 ―美しい私は
新海 剛志 さん作 [488] -
Paramita―序章7―
どうやらこの階は遊女たちが寝泊まりしているらしいが、今の時間帯は皆出払っているようだ。閑散としている。「紅桜はここで生活しているのですか?」「・・・いいえ・・・彼女は三階で寝泊まり・・・・・・仕事を・・・・・・」「・・・・・」「・・・あの娘は人と交わるのが嫌いみたいで・・・ここには一度も顔を出したことがないんです・・・・・・」「・・・・・・」 私は彼女に返す言葉がなかった。何を言ったところで何も
新海 剛志 さん作 [511] -
宇宙のソフィア
西暦2200年2月15日。14時30分。木星宇宙空域に1つの大きな『影』が防衛衛星がとらえた。それは船と言うにはあまりにも巨大でゆっくりと移動していた。 突如現れたその『影』は木星の衛星である『イオ』に発見から2時間後に墜落した。その墜落の衝撃はマグニチュード7.6の地震を引き起こしたそうだ。 『イオ』に駐留している部隊は大統領直々の命令を受け、『影』の調査に乗り出した。「第一小隊、第二
梅元 俊也 さん作 [595] -
Paramita―序章6―
「・・・あの・・・」 梅の香りを漂わせ彼女が私の前に姿を現す。「・・・どうぞ・・・紅桜は菊の間にいます。」 私は彼女の言われるままに草履を脱ぎ店の奥に足を運ぶ。 店内はいくつもの部屋に仕切られ、多くの遊女たちがごった返している。廊下は明かりが燈され、昼と見違えるほど明るい。「こちらです。」 彼女は階段を指差し私を見つめる。 階段は勾配がきつく、そして暗い。遠い。「この上ですか?」 私がそう問い掛
新海 剛志 さん作 [517]