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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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消せない力
気がつくとここにいる。白く、純白といい言葉が似合うほど白い部屋。「ここは?。」昨日はなにを―――。これ以上の思考を許さないかの様にどこからか声が聞こえた。「お前に問う。 顔の見えない一つの命か、 姿の見えない多くの命か、 自らの命。 失われるならばどれか」どこから聞こえているのか、性別すらわからない。頭が痛い。顔をあげると何もなかったはずの部屋に、布袋とアパートの模型がある。事態の異様さについて
ゆいき さん作 [509] -
WINGMAN 04 【眼下の光・5】
その笑顔には一変の曇りがなくて、それはまるで・・・空想のものをまだ信じているような、そんな顔だった。 いや、曇りがないというより【当然】の事をただ当たり前に話しているだけで、なんでもなく―ただ平然とただただ純粋に【事実】を述べていた。「本当・・・なんだ。」『本当だよ♪』 本来は信じるべきではない、自身が―\r―機械の体だなんて、17年間の記憶に嘘があるだなんて、信じるべきではない。だが、信じる
勇者王 さん作 [478] -
WINGMAN 03 【眼下の光・4】
え〜、こんがらがってきたので今の状況を説明する。第一に、俺はクリスと共に局長を探しに来た。そして第二、俺はクリスとはぐれ燃え盛る炎の中にパニくりながらいた。最後に第三、パニックのせいなのか・・・・俺は炎の中に一人ね少女を見つけてしまった。なんとも長い白銀の髪と目をした、綺麗な少女だった。 【〜見てしまった。】という事は、今は違うという事だ。・・・そう、今は【見つけた】ではなく―\r『久しぶり♪
勇者王 さん作 [477] -
MLS-001 018
※お詫びと訂正※ご一読ありがとうございます。前回の投稿で016話が2つありました。「晴牧は…」から始まる方が正しくは017話です。すみません。--------------遠く東の空は白み始めたが森の中は暗い。3人の頭上に下がる電球が一つ、一瞬強い光輝を放って音もなく切れた。晴牧は涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をあげた。自分をじっと見下ろす花鼓の目に気付き、苦笑いする。「見苦しいところをお見せして、す
砂春陽 遥花 さん作 [670] -
WINGMAN 02 【眼下の光・3】
―ドガンッ。 えぐるような震動が俺を襲う。 音で例えるなら雷、震度でいうなら巨大鯰が、でんぐり返し限定のオリンピックを開いてる感じの揺れ。 自分の足元が揺さぶられて、俺とクリスはまともに立つ事ができない。いや、してはいけない気がする。 そこには、手がある。倉庫の天井を突き破る形で、天を掴むように手を広げていていた。暗闇の闇に溶け込む事のない、黒と白の対極のデザインが、その手に備え付けられた【重
勇者王 さん作 [448] -
MLS-001 016
晴牧は、花鼓の顔と地面に転がる棒を幾度も見比べ、悲痛な声を出した。「お、俺が、俺がやったのか。」花鼓の血で濡れる地に膝をつき頭を抱えた。腕の間からうめき声がもれた。晴牧を見下ろす花鼓の目は地面に打ち捨てられた金属の棒さながらただそこにあるだけだった。壊れたところ、治さなくっちゃ。花鼓はズキズキと痛む腕を見た。裂けた皮膚と潰れた肉の間から数本の白い導線と銀白色の骨格がのぞいている。左手で拳を作ると
砂春陽 遥花 さん作 [757] -
MLS-001 016
薄れゆく意識の中、花鼓の思考は錯綜していた。唯一の…何?唯一の肉親。肉親?お母さんは?お母さん?お母さんは誰?垣口 来実子。来実子?来実子って誰?私を愛してくれる人。私?私は誰?花鼓の意識にかかる白い霧は一層濃くなった。その白濁した意識の上に碁盤の目が浮かび上がる。目の上には3つの点が光っている。赤が1つ、白が2つ。赤が私。白が棒を持った男と真龍。横に『011』と書いてある方が真龍。書いてない方
砂春陽 遥花 さん作 [695] -
MLS-001 015
車を降りると風が吹き、木々がざわめいた。真龍に即され、花鼓はわずかに開いたシャッターの隙間から、真っ暗な倉庫の中に身体を滑りこませた。中に入り、数歩歩くと灯りが点いた。上を見上げると、鉄骨で組まれた天井に二列に下がっている照明のうちの一列が点いていた。突然、花鼓の後頭部に激痛が走った。身体が地面に倒れ込む。ざらざらしたコンクリートの床で足が擦れ、血が滲んだ。花鼓が驚いて後ろを振り仰ぐと、いつの間
砂春陽 遥花 さん作 [688] -
人の掟8
ここは菅原家、なんだか歴史の教科書にでも乗ってそうな名字。奥のキッチンから料理を運んでいるのが叔母さんの菅原涼子さん、見た目30後半って所だが実は40後半だというから詐欺だ。涼子さんの作る料理はかなり美味しく、優輝なんかもたまに食べていく。あと、朝早くから仕事で居ないが家主の菅原琢哉さん、結構おもしろい人なのだけどオレはちょっと苦手だったりする。その中の異分子、それがオレ、前崎正悟。なんて口に出
G さん作 [476] -
実験英雄 第2話
知らない白い部屋は広く特殊な機械が俺の寝ているベッドを囲んでいる。意識を失う前には千切れそうだった手足はまだ付いている。今分かる事は俺はまだ生きている。俺の意識が戻ると手術をする用な格好をした医者看護師がやってきた。しかし俺は話すことがてきない…。医者達は俺に話しかけることはなく機会のデータを調べるだけだった。それから数日間一日に2回は医師達はやってきた。時計の無い部屋で何日過ぎたかわからな
ござる さん作 [518]