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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。

 
  • ロイド×ロイド

    「……あんたは誰だ?」 知らない奴が立っていた。女だろう、俺と同い年くらいだろうか。かなり美人だった。 美しい金の髪の流線は腰本まで届いている。 俺は最近美人に縁があるのがろうか。 よく回りを見回すと、ここは自分の部屋ではなかった。 部屋はかなり広かったがベットが二つあるせいか狭く感じる。窓はなく外の様子はわからなかった。 「おい、ここはどこだ?」 「知らない。私も気付いたらもうここ
    春日飛鳥 さん作 [543]
  • スケアクロウ 2

    太陽が沈み、時間の区分が夜になった。空には太陽光の残滓と、隣の惑星の電気の光りだけが残った。無表情にそれらを眺める僕を、嘲笑するかのように吹き抜ける風。草がはきだした濃い空気が、草原の上を滑ってきてどこかへ去っていく。深呼吸。僕は、とりあえず歩くことにした。小声で、好きなバンドの曲を、ランダムに、入れ替えとっかえで歌っていく。そのうち、歩調は速く、走りになる。歌は、大きく、叫びになる。そのまま僕
    KARASU さん作 [581]
  • Disaster(17)

    真は相変わらず自室につくとベットに身を投げる。ふわふわのベットに身体が沈んで行く瞬間が真は不思議と安堵を感じる。シャワーを浴びてさっぱりしたい気持ちになりながらもそのまままどろみの中に落ちていった。桑原と大神はその頃自室で久方ぶりの再会に話しを弾ませていた。「相変わらず酒の量は減ってないみたいですね。」「そういう堅は砂糖の量は減ったみたいね。けっこう、けっこう。」二人は桑原はビールを、大神はコー
    けん さん作 [550]
  • 星の蒼さは 109

    「エヴァンス将軍、第三WW部隊壊滅。中国軍C‐2地区に侵入。このままのペースではあと20分でここも射程に入ります!」中国軍は破竹の勢いで進軍中、第三WW部隊に関わらず、戦線が維持できる部隊は減り続けている。「この司令部は動かさん!後ろはホワイトハウスだ!絶対死守する!全軍にそう伝えろ!」かと言ってこのままでは破滅は必至、手は無いのが正直な話だった。少し落ち着こうと今日30本目のタバコに火を点けた
    金太郎 さん作 [509]
  • ロイド×ロイド 3

    ……取り残された。俺ははこれから何をすればいいんだ。 今更ながら涙が零れてくる。 親は家に居る事は少なかった。だけどたった一つ掛け替えのない物だった気がする。無くしてから気付くもの、か……。 泣いたせいなのか、この光景のせいなのか、俺は再び嘔吐物をばらまく。 「ハァ、ハァ」 洗面所に口をゆすぎに行く。 「なにが、なんで俺の親が、殺されなきゃなんねぇんだ」 殺人現場からは死体と俺
    春日飛鳥 さん作 [520]
  • 航宙機動部隊前史後編・15

    だが、攻め込んでいる筈のフリースユニオン側も事態は深刻だった。彼等は確かに消耗戦を仕掛けていたのだが、実際にはその予想を遥かに上回る消耗振りだったのだ。三叉矛作戦開始時に準備された戦力は、僅か三ヶ月で完全に消費されてしまった。当初の計画のそれは三倍のペースだった。特に、一番酷かったのはギャームリーグ三宙邦本国を正面から直撃する《紅夷大砲作戦》のアイアン=トライアングル戦線だった。備えは万全と彼等
    まっかつ さん作 [599]
  • 分子 3

    もう お解りだろう そう 地球は分子であったのだ。果てしない太陽系、銀河系、未知の星群 全て物質を構成している分子 我等の知り得ない向こうの世界の 極々一部の物質 …終わり
    凡夫 さん作 [445]
  • スケアクロウ

    空を飛ぶ夢を見た。それは唐突だ。授業中の居眠り。先生の話しと、ノートの中の文字。擦り減った紙やすり程度の価値しかない、擦り減った情報が踊っている教室。そこで、ぼくは、空を飛ぶ夢を見た。時間にすれば短く、でもそれはぼくにだけひどく長く感じた。クラスメイトは授業に集中したり、小声で雑談をしていたりする。それがぼくには非現実的に思えた。平和だった。時間が滑らかに過ぎて、終わりそうな夏の空気は不思議な密
    KARASU さん作 [512]
  • ロイド×ロイド 2

     「ゴホッ。ガッ」 吐いた事で少し楽になるかと思ったが、口の中で嫌な酸味が口内を駆け巡り余計気分が悪くなった。 「ハァハァ。あんたが、犯人じゃないのか?」 息絶え絶えに何とか聞き返す。 「疑っているのかい?まあ無理もないな」 影は右手?を突き出しす。 「まずこの死体を見てみろ」  「……」 「まずこの死体は、まあ見て分かる通り血祭りだよなぁ」 「……」 「相槌くらいしろや、お姉さ
    春日 飛鳥 さん作 [508]
  • 星の蒼さは 108

    「なんか…耳が…?」ほんの少し、唇が触れるか触れないかというところでハルは起きた。慌てて顔を引っ込めた。間に合ったらしい。「!!アキ!目が覚めたのか!?」アキと目が合ってすぐに大はしゃぎするハル。この様子だと、本当に藍との会話は聞かれていないらしかった。「うん。おはよ」「水は!?飲む?大丈夫か?寝違えたり…」「大丈夫だよォ」「よかった!よかった!……もう一生起きないかと思った…」急に深刻そうな顔
    金太郎 さん作 [468]
 
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