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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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星の蒼さは 88
いきなり現れて戦局をイーブンに戻したこの白いWWはおそらく月軍最強のWWであるこの[ルシファー]と全く互角の戦いをして見せた。「わかる……お前はあの時の男だろ?そして、そこにルナもいる」数十mの間隔を取ってアポロは問うた。(前から気になってたんだけどな、ルナじゃない。アキだ)平然と言い放ち、もう一度戦闘態勢をとる。なるほど「聞こえるかいルナ、名前を変えて生きようが無駄だよ。まだわからないの?」あ
金太郎 さん作 [528] -
星の蒼さは 87
信じられない破壊力だった。右の手のひらに埋め込まれた水晶から光子エネルギーを拡散させて放つ。自動追尾のレーザーがダークキャットを貫いていく。後部座席のアキは少し苦い顔をしていた。無理もない。今焼き払ったのは紛れもなくアキの故郷、月の兵士達なのだ。「アキ…つらい…よな?」振り返らずに尋ねてみた。「うん。つらい」俯きながらアキはポツリと言った。「でも、今は…」「わかってる。大丈夫」振り返らなくても
金太郎 さん作 [472] -
航宙機動部隊前史後編・10
銀河元号一五三九・四0の両年間で、フリースユニオンは、この《E=シリーズ》だけで三000万隻を量産し、艦隊に配備した。対するギャームリーグ陣営の純戦闘艦艇建造数は、四八0万隻に留まっていた。次の一五四一・二年度に至ると、血の滲む様な努力でギャームリーグは、これを一千万隻にまで増産させたが、フリースユニオン側は七八00万隻にまで拡大していた。更にフリースユニオンは《E=シリーズ》以外の戦闘艦艇も造
まっかつ さん作 [549] -
星の蒼さは 86 第六話 天使再臨
(もう終わったんだよ、京一。てめえ等、地球人がのさばる時代はとっくにな)腹部の白熱刀に力を込め、二ノ宮は狩野に語り掛けた。「なぜだ吟次。お前は誰よりも地球と月の関係悪化を憂いていたのに」いつ爆発するとも限らない危険な状態だが、狩野は出来る限りかつての親友と話をしていたかった。(おっ始まっちまったもんはしょうがねー。後は自分が死なない様に且つ、軍人としての筋通すにはてめえ等を皆殺しにするしかねーだ
金太郎 さん作 [458] -
Disaster(11)
「で…君はそのまま負け犬の様に連絡を入れてきたわけか?」黒塗りの大きな机の向こう側で外の景色を見ながら声の主はそう話してきた。その姿は大きく背もたれの高い椅子のせいで全く見えない。むしろ松村自身この会社に入社して以来社長の姿など見たこともなく、今日が初対面であった。「しかし…」「しかし?私はこういった事態を想定して防犯用の機材は支給したはずだが?」「はっ…はい…。」「なのに君は捕獲するどころか何
けん さん作 [426] -
〜Stliker〜哀編(127)
『拘束者20537号椎名瑠美、尋問室へ入室せよ』天井についてる赤色灯だけが唯一の光である尋問室にシェイルが連行されてきた。シェイルは後ろ手に拘束された状態で奥に置いてあるパイプ椅子に座らされた。シェイルは疲れきり頬が痩せてしまっていた。5分後、尋問室に入室した者がいた。「シェイル=パトリック。貴様がここに居る意味がわかるか?」シェイルは声の主が誰であるかを判別した。しかし、その人物を見ることは出
焼き魚 さん作 [437] -
シビック追突事件
深夜一時 榛名山の下りで一台のシビックが走っていた。黒のEG6だ。赤のホイールで悪魔のようなオーラを出しながら凄まじいスピードで走っていた。前方に走り屋がいた。『後ろから煽ってきやがる・・・よし、俺のS14の底力を見せてやるぜ!!』二台は四連ヘアピンに入った!シビックは安定したグリップ走行で曲がる。S14のドリフトは下手だ。安定しないし,立ち上がる度にケツを振っている。あまりにもの下手さに『こい
山内池の溝田 さん作 [506] -
星の蒼さは 85
「エシュトノートはここ(アメリカ)にはないわ」「は?」エリア0内にあったエレベータの中で、衝撃的事実がレベッカから語られた。「全てコータロー・ツチダ准将の口実。貴方達をこのステーツ(合衆国)に送る為のね」「ま、待ってくれ!」ハルがたまらず遮る。「口実?嘘って事か!?エシュトノートとかいうものも、全部?」「それは少し違うわ」レベッカは続けた。「エシュトノートは確かに存在する」エレベータが地下百階、
金太郎 さん作 [480] -
星の蒼さは 84
「ハル、ハル!しっかりして」「っ痛―――ッ」どれくらい寝ていたのか、レベッカとアキに揺り起こされて目を覚ました。ニューヨーク市内はひどい有様だった。東京事変の時より出力を下げたのか所々で人の気配がする。ただ、ある者は瓦礫に頭を挟まれてなお死に切れず、またある者は太陽光が生み出した熱風に肺を焼かれ、もがき、悶え、しかし死ねない。地獄。あの晩、アキと出会ったあの白い雪の降りしきるあの晩に、全てを吹き
金太郎 さん作 [454] -
星の蒼さは 83
「あれは……SAMURAIシリーズか!?」狩野が叫んだ。「侍……?」野口は訳がわからんとばかりに聞き返す。[TheGodOfDay]の攻撃を受け壊滅したニューヨークの上空は、両軍あわせて百以上のWWが入り乱れる大混戦と化していた。その中、アメリカ軍のWW[ランブルドッグ]を次々に斬り伏せて、あおかぜ隊に直進してくる黒いWWがあった。[蟒丸(ウワバミマル)]現在日本で正式採用されるWW、[零
金太郎 さん作 [456]