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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。

 
  • 星の蒼さは 74

    「アポロ…どうして?」白髪のすらりとした赤い眼の少年は口元に笑みを浮かべて立っていた。「危ない所だったね、ルナ」『いつも』のように近づいてきて、アポロは手を差し伸べてきた。「地球人……全く野蛮で無価値な生物だ」アキはその手を払いのけ、睨み付けた。「どうして殺したの!?」払いのけられた手をそのままにして、アポロは笑いだした。「構わないだろ?八十億人もいるんだ。社会のダニが三匹も減ったんだから感謝し
    金太郎 さん作 [508]
  • 航宙機動部隊前史後編・7

    ガニバサはフリースユニオン加盟六宙邦の一つ、ウガンポ宙邦の若き軍人だった。既に大戦に突入していた銀河元号一五二七年に士官学校を卒業後、折からの深刻な人手不足の為に、直ぐに最前線の艦隊勤務に回されている。ネオフリートを建軍した時彼はまだ三0才。階級もようやく少将になったばかりだった。又、ネオフリート自体も創立当初はギャームリーグから鹵獲した艦船三00隻・兵員二万人と言う実にささやかな陣容に過ぎなか
    まっかつ さん作 [491]
  • 星の蒼さは 73

    「もーっ!何よハルのバカッ!デレデレ…エッチ!」レベッカという女の子に抱き付かれる度に顔を赤くしたり青くしたりするハルに呆れ、アキはニューヨークの裏通りを歩いていた。人気の少ない裏通りは暗くてじめじめしている。たまにすれ違う人々の目はねちっこく、熱を帯びた視線は怖かったが、ハル達の所に戻るつもりは無かった。どうせ、ハルはムチムチの女の子が好き。自分には見向きもしない。それが嫉妬とわかるには、
    金太郎 さん作 [446]
  • Disaster(2)

    「自分の…こと?」言われて初めて自分について考えてみる。しかし自分の記憶にはまるで真っ白な光の中にいるかのように何も浮かんでこなかった…。「わ…わかりません…」そう答えた時に医者らしき男が一瞬笑みを浮かべたことを彼は見逃さなかった。「まぁまだ目覚めて間もないからね。時期に思い出すさ。とりあえず今日はこのまま安静にしておきなさい。今後の事は明日話すよ」そういって医者らしき男は看護婦と一緒に病室を後
    けん さん作 [473]
  • Disaster(1)

    仮面ライダー、本郷猛は改造人間である!こんな特撮番組が昔流行ってた。この番組は見たことはないし、21世紀になったからって改造人間なんて大それた技術は存在してない。そう思ってた…。でも…今目の前に写る景色は紛れも無い現実で…痛みを感じない俺の右腕も間違いなく現実だった…今の技術で温度や触感がある義手なんて作れるのか?…間違いなく作れないはずだ。作れるんなら世の中の義手で生活してる人は間違いなくそっ
    けん さん作 [560]
  • 航宙機動部隊前史後編・6

    銀河元号一五三0年第四期一0日(修正太陽暦一0月一五日)、フリースユニオン=宇宙解放連盟軍の大遠征艦隊は、ギャームリーグ三宙邦本国との勢力境界線に遂に進出した。それは正に史上最大の作戦だった。第四期二二日(修正太陽暦一0月二七日)よりいよいよ彼等は総攻撃を開始し、国境は易々と突破された。そして、彼等は始めてギャームリーグ三宙邦有人星系群の外縁にまで到達した。だが、ギャームリーグはここに、要塞化さ
    まっかつ さん作 [488]
  • 星の蒼さは 72

    ハルとアキ、そしてレベッカの三人は現在ニューヨーク市内にいる。[エシュトノート]の公式な譲渡には数日の期間が入用との事で、激戦続きのあおかぜにはその間休暇が与えられた。野口と野球でも見に行こうと思っていたのだが、レベッカに市内を探索しようと半ば強引に誘われ、それを見たアキが、アメリカにあるという真っ白な巨人の化石が見たい(それが自由の女神と気付いたのはニューヨーク市内にでてからだ)と腕を引っ張り
    金太郎 さん作 [459]
  • 星の蒼さは 71

    「何陰気くさい顔してるの〜?」葬式のようになっていたあおかぜの待機室に場違いな声が響く。長い金髪を後ろで束ね、青い瞳に赤渕メガネをかけた少女が立っていた。「人、死ぬなんてよくある事。ステーツ(合衆国)の西では日常茶飯事だもん」かなり流暢な日本語を喋る彼女は白衣を纏っている。どうやらここ『エリア0』の研究員らしい。「失礼だが、君は?」少しイラついた様子で荒木副長が尋ねる。「『エリア0』研究員の、レ
    金太郎 さん作 [438]
  • 星の蒼さは 70 第四話  自由万歳(フリーダム)

    アメリカ合衆国。古より、経済、軍事において世界に覇を唱え、この戦争でも、対月軍抵抗戦線の一大勢力であった。しかし、ハワイが太陽兵器『The God Of Day』により焼き尽くされ、太平洋における主力を喪失した合衆国海軍は太平洋より撤退を余儀なくされ、本国の守りに撤したアメリカ軍は、虎視眈々と反撃の機会を伺っていたのだが、単独で起こした大規模反抗作戦『A+』が大失敗。持ち直せずロサンゼルスは陥落
    金太郎 さん作 [435]
  • 航宙機動部隊前史後編・5

    フリースユニオン=宇宙解放連盟が築いたこの重厚長大極まる防衛線は《スーパーマジノ》と命名された。人類史上最大の規模と堅固さをそれは誇った。対するギャームリーグはこの破天荒な試みを嘲笑しながらも、やはり既に確保した中央域の占領地を維持する為に機動要塞線を設けてこれに対抗した。最も、その主体は専属の三個機動部隊と二個固定宇宙軍から成る、いかにも彼等らしい軽量さではあったが。こうして銀河元号一五二七年
    まっかつ さん作 [548]
 
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