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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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なんでだろう?
なんでだろう?今日はいつもと違う。 ボクの所によく来て部屋を掃除してくれる人が、今日はボクをいつもと違う所に連れて行ってくれるみたい。遊びに行くの?ボクはその人の言う事を聞いて車に乗った。 なんでだろう? 車の細い窓から外の町を見てるとボクはとても嬉しくなった。外に出たくなって、車のドアをあけて飛び出した。町には人がいっぱいいた。 なんでだろう? 町の人逹はボクを見ると大きな声で叫んで走りだ
BLD さん作 [430] -
自殺問題対策 2/5
森谷はそのニュースを見て悲しみと怒りがまざったような複雑な気持ちになった。「…私と同じような年齢の人がなぜ自殺なんてしてしまうんだろう…。色々な理由はあるかも知れないが、自分の一族が大切に運んできた命を捨ててしまうなんて…」 森谷はテレビの前を行ったり来たりしながら独り言を言う。「…この世から自分を無くせないものだろうか。テレビでは対策を急いでいると言っていたが、自殺は増えている。つまり、自殺
BLD さん作 [481] -
星の蒼さは 50
「それで、何かわかったのかしら?」起動しないものの、修理が完了し、あおかぜに積み込まれていく“天使”を見ながら、滝川は基地の整備主任の河島に尋ねた。「わかったと言えばアレなんですがね」主任は酔っ払った赤ら顔で答えた。「・・・?」「全くの新規設計ですねェ」「新規?」「月軍のWWのデータは可変式から水陸両用まで一通り把握してるんですがね、こいつはどれにも当て嵌まらないんだね、これが」「それが?」「派
金太郎 さん作 [555] -
航宙機動部隊前史・45
銀河元号一五0三年・この時点で勢力を張っている宙邦は九国で、その合計戦力は艦船八八二四六00隻・兵員一二億五七00万人・国家予算に占める軍事支出は平均すると一二・三%だった。これが一五0七年には艦船合計一六0三八九00隻・兵員三四億三一00万人・軍事支出の国家予算比二二・五%、一五一一年に至っては艦船合計三三八二一000隻・兵員一00億六五00万人・軍事支出の国家予算比三三・七%にまで拡大の一途
まっかつ さん作 [563] -
星の蒼さは 49
「アメリカへ?」「らしいぜ。幹部共が話してるのを聞いたんだからな」あおかぜ艦内はちょっとした騒ぎになっていた。噂は尾びれ背びれを付けて泳ぎ廻り、果てはこのまま宇宙にでる。といった憶測までも流れ始めていた。ここ、あおかぜ格納庫もその話題でモチキリであったのは言うまでもない。「どうやってアメリカへ?」若い整備士が煤だらけの顔を向ける。「太平洋横断か?」何気なく野口が答える。ガタッ。誰かが工具を取りこ
金太郎 さん作 [612] -
自殺問題対策─1/5
森谷はいつものようにテレビの前のソファーに腰掛け溜め息をついた。…今年で30歳。特に大きな出来事もなく時間が過ぎてしまった…。 会社で疲れて1人暮らしのこの家に帰ってきたら、まずこのソファーに座るのが習慣になってしまった。 寂しさを紛らわすためにテレビをつける。 7時8分前。20歳前半くらいの赤い服をきたアナウンサーが淡々とニュースを読み上げていた。「…次のニュースをお伝えします。行方が分から
BLD さん作 [443] -
航宙機動部隊前史・44
各宙邦は更に、国内の星民の目を外に向けさせぬべく、情報統制に乗り出した。その結果、彼等はネット集合体を遮断し、それぞれの国単位に情報システムを再編成すると言う挙に出た。銀河元号一四六八年の事である。これが人類宇宙文明に与えた影響は致命的だった。何故なら特にそれぞれの宙邦同士の知識・情報交換が結果として皆無となってしまったからである。その結果、各宙邦は必要な技術開発の全てを独力で行わなければならな
まっかつ さん作 [587] -
世界の在り方
世界が戦争を始めたのはほんの二年ほど前で僕は高校3年生だった。その時はまだ他人事のように世界に目を向けさえしなかったあの事件が起きるまでは.....2022年12月25日後にナイトメア クリスマスといわれたこの事件は世界の兵器の概念を変えた強襲機動兵器、ヴァルカヌス二足歩行のアニメのような僕らが夢みたロボットではなく...それは黒く歪んで見えた戦車に腕や胴体が生えたような機体だったそして一夜にし
あきら さん作 [526] -
星の蒼さは 48
「准将の事、どう思う?」帰路。滝川は隣を歩く荒木に尋ねた。「太平洋横断ですか?最善でしょう」荒木は即座に答えた。「西周りも一つの手段ですが、中国、インドには月軍の大部隊が展開している上にいずれも『TheGodOfDay』の直撃を受けた現地部隊は崩壊状態。危険です。ヨーロッパでは友軍が戦いを有利に進めていますが、ジブラルタルの海上戦力が加わればどうなるか・・・」「違う。そうじゃないのよ」滝川は長く
金太郎 さん作 [473] -
星の蒼さは 47
「アメリカ!」寝耳に水も良い所だった。与えられた任務はそれだけのインパクトを持っていた。「左様。…“アンダーソン博士”を知っているか」「え?ええ、世界で初めてWWを開発した…」「そうだ」アメリカ軍が十数年前に初めて使用したWWは圧倒的な汎用性で瞬く間に世界中の軍隊の主力兵器の地位を獲得した。「それが……?」「その科学者が著したWWの全てを詰め込んだ一冊の書が、合衆国国立WW研究所に保管されて
金太郎 さん作 [474]