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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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2185年…
西暦2185年…−世界はがらりと姿を変えた。まさに遠い未来の夢物語と思っていた世界がこの時代である…。医療の進化は著しく発展し、ガンや完治不可能とされていた病気もこの時代にはもはや無い。臓器移植の進歩や手術の技術の向上はすごい早さで進歩していった。病気で侵された臓器は新しい臓器と交換されていく。その臓器は…複雑な機械で造られていた。人間の寿命もどんどんと伸びていった…。100歳を越えても外見はま
のえる さん作 [454] -
星の蒼さは 14
「ハイッ!以後気をつけます!!」「まだなにも言ってないでしょ!?」「ハイッ!申し訳ありません!」またこれだ。滝川の顔を見た途端に直立不動になった晴(ハル)は大声で謝罪の言葉を連呼。心が籠もってないにも程がある低姿勢のこの新兵、卯月晴上等兵は入隊と共に、その天賦の問題児ぶりをいかんなく発揮し続けている。食堂には十数人程の兵が集まっている。食堂である所を考えると食べ物関係の可能性が一番高いか。「説明
金太郎 さん作 [622] -
エネミーフレンド3
「ユウタ、俺達の初陣が決まったぞ」オルスは次席で卒業した同期だった。オルスは南アフリカ出身で長髪の白人だ。「マジか?場所はどこなんだい?」「地中海で共和国の北アフリカ進攻を迎え撃つ、エセ正義主義者どもをこれ以上調子に乗らせるわけにはいかないからな」地中海…今戦火が1番激しく勢力は拮抗している状態だ。「今の話、確かかい?」振り向くと、セザンヌが立っていた。セザンヌも同期の仲間であり、彼の戦闘機射撃
ハル さん作 [380] -
エネミーフレンド2
2人はいない…「春奈ぁぁぁぁ!!!!佳祐ぇぇぇぇ!!!!」叫ぶ、走る、走る、叫ぶ、いない…僕は泣いていた…不安だけが頭をよぎる…さっきまで隣にいた彼らがそんな遠くにいるはずない。だが、走らずにはいられなかった…。日が暮れた…ひざまずいた…「佳祐…春奈ぁ……」心の底からアメリカを憎んだ…日本を憎んだ…そして…自分を憎んだ…あれから2年が過ぎた…日本は僕らの住んでいた街だけでなくほとんどの都市という
ハル さん作 [383] -
現代戦国時代〜山本勘助編〜
ざっくりと切られて、血のにじみ出た腕。 脇には腹部から血を流して顔面を蒼白にしたゆかりが横たわっていた。 平田は何も考えず、素早くゆかりの体を拾い上げ、研究室から飛び出した。 くたり、と力なく垂れ下がった頭を胸に押しつけて、ゆれないようにしながら、平田は歯噛みした。(畜生、なんだってんだ)ことの起こりは5分前だった。 「失礼します」ゆかりと平田は前橋巧の研究室の扉をノックした。 「入ってくれたま
睦月 さん作 [378] -
航宙機動部隊前史・36
時空無き状態を科学者達は0次元と名付け―それは既に宇宙観測によって確認されていた。更に、負の次元まで想定された。普通の時空と違って、全てが逆に進む訳だ。時空の大半を占めるとされているダークマター・ダークエネルギーと打ち消し合う《根源反粒子》が血眼になって探し出され―銀河元号五三六年に遂にそれは発見された。人工合成なった根源反粒子の束を一度に時空の一点に照射すると、ダークマター類は中和されて消え失
まっかつ さん作 [503] -
星の蒼さは 13
「どうかしたの?」Windowsをシャットダウンしながら自動ドア越しに声の主を探る。やっと構ってもらったパソコンは一瞬パッと顔を輝かせたのも束の間、すぐに出されたシャットダウンの命令に機嫌悪そうに唸りながらそれに従った。「また…」「そう……」もう説明はいらない。またと言えば彼。「無理?」「無理です」「わかったわ。今行く」出港は明日だというのに、緊張感がない。白い詰襟の軍服を羽織り、ドアを開け
金太郎 さん作 [515] -
星の蒼さは 12
米軍の決定的敗北から二日後。 東京『それは不死鳥の如く』廃墟と化した首都東京。月軍太陽兵器「THE GOD OF DAY」がもたらした破壊はあらゆる意味で日本国を崩壊へと導いた。即死者500万人。これは最も幸せな最期を迎えた死者達と言えよう。測定不能の超高熱は肉体ごと一瞬で生命の魂魄と存在を否定し、肉を炭化させ、骨を溶かし、血を霧と化した。皮が爛れて水も飲めない、張り付き、汗腺を失った身体が異
金太郎 さん作 [526] -
エネミーフレンド
「なぁ、裕太。昨日のニュース見たか?」「うん…日本はどうするんだろうね…」「どうするったって…アメリカ側につくんじゃねぇか?」「けど、非核を唱えてる日本がアメリカ側につくのはないんじゃないかな…」「けどアメリカ無しで日本はやってけないだろ…」僕は朝倉裕太。府立の大学に通う普通の大学生だ。いつも佳祐(鏡佳祐)と春奈(中島春奈)との3人でキャンパスライフを過ごしている。今世界は混乱している。2025
ハル さん作 [428] -
星の蒼さは 11
月軍による電撃的な先制攻撃によって始まった戦争は人類が初めて経験した宇宙単位での戦争。後に「星海戦争」と呼ばれる。月のエネルギー源、巨大太陽発電機アマテラスを利用した超高熱兵器「THE GOD OF DAY」により北半球の主要都は焼き尽された。電撃的かつ怒濤の勢いで降下してきた月軍に対し、各国はもちろん国連すら有効な策が打てず2ヶ月が経過した。連続十回の大気圏往復が可能な戦艦を使ってな宇宙からの
金太郎 さん作 [578]