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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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テロリストたち ?
「お前、どこの国の人間だ?」赤松の突然の問いに男はびくついた。「…サファル国…どうせ知らないだろ…日本人は…」(やっぱりな…)それを聞いた赤松の表情はどこか悲しそうだった。「…知らないだろ…そんな国…でもね…でも…ブドウがとてもおいしい国なんだ…ワイン用のブドウもとても評判よくてね…あ…!あと母さんがつくるパンが……」さっきまで震えていた男は楽しそうに国の自慢をし始めた。「そっか、あんた大好きな
ロブ さん作 [501] -
テロリストたち ?
「神様…どうかこの弱く小さな僕にほんの少しだけ……この小さなスイッチを押すためだけ…ただそれだけでいいので…ほんの少しだけ勇気と力をください…」いかにも優しそうなその青年は小さく体を震わせながら爆弾のスイッチを握りしめた。「来たぞ!STOCだ!」野次馬の男が叫んだ。陸達は現場に到着すると急いでタワーの中に入っていった。「何階だ!?」赤松が叫んだ。「25階です!」真琴が赤松の問いに答える。3人は一
ロブ さん作 [484] -
テロリストたち ?
「異質ってさ、指先からビームを出せたり電気を操れるとかそういうことできたりすんの?」陸が珍しく子供っぽいことを言ったのがおかしかったのか赤松は鼻で笑った。「お前テレビの見すぎだよ。まぁそれでも血液の凝固が異常に早かったり皮膚が通常より固かったり、専門家からすれば現実離れし過ぎてる実例ばかりだけどな。異質というより人類の最も進化した形態、新人類だという学者もいる」真琴は陸と赤松の話をつまらなそうに
ロブ さん作 [478] -
アジアンブロー -最上級の愛の物語- ・6
何億年もかけて銀河系は完全した。 いつしか、アンドロメダと融合する時が来るであろう。 遥か彼方に寄せた想いが忘れ去られる日がくるように… 宇宙は果てしなく そして儚い。 「うぅん… ここは…」「あれ? みんなは?」「よこま、何で 私たち こんな森にいるの?」「みこと… 夢じゃないよね?」「うん、 有り得ないけど現実だわ。」「あぁ… 頭が重いなぁ。」「大丈夫? 私も体が重いよ〜。」「それより、みこ
よこま さん作 [551] -
現代戦国時代〜山本勘助編〜
前橋卓巳はその口髭をたっぷりとたくわえた口元をさすった。 目の前には桐の木の箱に入った古くさい、いや今ではぼろぼろと言っても過言なほどではない、ひとつの貝殻で出来た眼帯がひとつ、後生大事そうに真綿に包まれていた。それを懐かしそうに指で撫で、口元に笑みを浮かべた「勘助。」その呼び名にはいささかの侮蔑と憎しみ、そしてたくさんの懐かしさがにじみ出てくるようだった。一瞬、彼の姿と、墨染の法衣姿の体格のよ
睦月 さん作 [897] -
テロリストたち ?
《悲しきテロリスト》「お前、明日はここにいちゃダメだぞ」いかにも優しそうな1人の青年が白い子猫を抱き上げる。「明日ね。ここを壊さなきゃいけないんだ」青年は胸に抱いた子猫を優しくなでた。「父さん、母さん。僕は昔から弱虫でいじめられてばっかりだったけど、…でも頑張るよ。」青年は子猫をゆっくりおろすと何かふっきれた様子で、少し足早にその場を去っていった。テロは1人の少女によって無事鎮圧された。だが、陸
ロブ さん作 [730] -
テロリストたち ?
「で赤松さんは3番目ってことですね」「リョウちゃんでいいよリョウちゃんで、まぁそれで陸は4番目ってことだ。予定だけど」もう呼び捨てかよ…「この組織には今のとこ4人の戦闘員がいて内1人は部隊のブレイン的存在でほとんど戦闘には参加しない。正直人手に困ってる」「それで俺をスカウトしたってことね」「そういうこと、でどうする?」「特に気に食わないこともなかったし、別にいいよ」陸は意外にも即答した。「よし!
ロブ さん作 [526] -
宇宙戦争1
時は、2034年の日本。日本は、アメリカとの同盟関係をやめた。それでも、アメリカとの同盟維持を唱えているは、殺された。そして、日本は、徴兵制を復活した?
篭山 さん作 [416] -
テロリストたち ?
「どうだい?彼の様子は」「やはりすごい生命力ですね。完全に破壊されていないとはいえ心臓を撃たれたんですよ」(話し声…誰だ?)「お!目を開けた!」(ん?この声…あのときの男の…)「ぐ…うぅ…」陸はゆっくり体を起こした。「ちょっと!まだ安静にしてなきゃ!」白衣を着た女が慌てて起き上がる陸を止めようとしたが少年はベッドから降りた。「おはよう陸君」変装だったのか元々コンタクトだったのか分からないが男はメ
ロブ さん作 [596] -
テロリストたち ?
いつもより明るい夜の街、ショットガンを持った少年は街で一番大きなツリーがある広場へと向かっていた。「くそ…!早く!早く…!」少年はさらに力強く走った。広場につくと頭のいかれた男が無差別に銃を発砲していた。「死ね!日本人は皆殺しだ!」男は銃口を転んでいる少女に向けた。それに気づいた少女の両親はただ悲鳴をあげるだけだった。少年もそれに気づき走り出した。パン!銃声と同時に少年はかばうように少女に覆い被
ロブ さん作 [530]