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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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〜Stliker〜哀編(100)
結奈は暗闇の中で目を覚ました。足以外は全身を縄で拘束され身動きできなかった。そこにガイラーが近付いて優しい口調で語りかけた。ガイラー「これから僕の質問に答えて下さい。そうすればあなたの身の安全は約束しましょう」結奈は後ろに立っていた大男の兵士に口のガムテープを慎重に剥がされた。その際、結奈はその兵士に唾を吐きガイラーに口を尖らせた。結奈「もちろん、“返事次第”でしょ!?あんたらみたいなのが帰して
焼き魚 さん作 [429] -
〜Stliker〜哀編(99)
龍雅は結奈の安否を確認するために結奈の在籍する高校へと足を運んだ。そこで鈴木と名乗る担任の教師から結奈が登校していないことを知らされる。その情報だけを知りたかった龍雅は後の鈴木の話を聞き流すつもりでいた。鈴木「実は桜井さんで三人目なんですよ。行方不明というか突然姿を消した子は…」龍雅は特に興味があったわけでは無かったが話を繋げることにした。龍雅「宜しければその生徒の名前も教えて頂け無いでしょうか
焼き魚 さん作 [421] -
伝染鍵?
彼女に告げた。僕の気持ちを全てぶつけた。「僕は、小山内さんから預かったあの小箱。裏のメッセージを見たときから気づいていたんだ。今日みたいな究極の選択を迫られる日が来ると。鍵を使って中をみたんだ…母子手帳が入っていた。」すると小山内が「何で言わなかったのよ?」「いいから聞いてくれ。開けた日から予想はついていた。この日がくると分かっていた。悲しいかもしれないが…この子はあきらめてくれ。」そう告げて、
紅 さん作 [591] -
伝染鍵?
本来なら幸せの絶頂期。そんなときに僕はあの箱のメッセージが気になっていたが、予想通りの結末になってしまった…小山内と産婦人科に二人で出かけたときに、先生に「奥様には席を外して旦那さんと少しお話が」僕は内心、「やっぱりな…」と思ってしまった。結果は案の定だった。子供は帝王切開で取り出せるが、小山内の命は危ない。逆に、子供を諦めれば、小山内はまだ生きられる。先生は、そんな究極の2択を、僕に迫ってきた
紅 さん作 [575] -
バレット・シャーマン 1-4
紅い棺桶人形は地面を舐めるように滑空し俺達に迫ってくる。相対距離は残り1500。攻撃命令を待たずしてヘアウッド機からAAM(対空ミサイル)が放たれた。音速を超えて突撃するAAM、しかしボギーはバレルロールでこれを難無く回避し、そして何事もなかったかのように増速。残り1200。「速いッ!」「無闇に撃つなッ!引き付けて狙え!」中尉の叱責がとんでいる間にも、糞ったれボギーとの距離はみるみる縮まっていく
神魂 さん作 [388] -
何不自由ない時代12
開いた。広くも狭くも無いちょうど良い間隔の玄関が有り、右側に作り付けのげた箱が有る。正面には廊下が伸びていて、廊下の左右には幾つかドアが有り、突き当たりにもドアが有った。廊下を進みながら左右のドアを開けていくと風呂場や便所や寝室や台所が有った。突き当たりのドアを開けると10畳以上はある居間だった。居間の向こうはベランダだ。申し分ない構成になっている。これで家賃無料とは、一体どんな政策が施行されて
シンヤ・G さん作 [430] -
魔装戦士
プロローグ――魔生町一丁目 現在時刻3:50一組の男女が電柱の影に身を潜め、数メートル離れたところにいる一人の少年を観察している。男は長い髪を後ろで縛っている、およそ20代後半くらいので、髪が短い女の方は男より一回りは若いように見える。男はサングラスを掛け、黒のスーツ姿に黒のズボンという全身を黒一色にしている。そのためか、全く目立たない。一方、女の服装も黒のTシャツに黒の短パンと、男の姿ほどで
天竜山 吉史 さん作 [416] -
〜Stliker〜哀編(98)
休憩室でシェイルと共にニュースを見ていた龍雅は連続殺傷事件のニュースを見た後、結奈に電話をかけるも繋がらなかった。一抹の不安が龍雅の頭を過ぎる。シェイル「どうしたのさ?」龍雅は重くなった口を開いた。龍雅「お前、大庭綾香を知ってるよな?」シェイルは頷いて返した。シェイル「あぁ、この前のお付きの?その子に何か?」龍雅「そいつ自身じゃないんだが俺は昨日、そいつの友人の女と会っていたんだ。ちょうどあの時
焼き魚 さん作 [389] -
〜Stliker〜哀編(97)
結奈との話し合いの席が持たれた日から一日が経過した。龍雅は会社が借り上げた街郊外の倉庫にディア=パノスを格納しそれの整備に追われていた。倉庫にはディア=パノス以外のストライカーも多数格納されており整備工達が声を荒げながら作業に奔走している。するとそこに上下迷彩服姿のシェイルがやってきた。シェイルはディア=パノスに向かって話し掛けた。シェイル「修理はどれくらい出来たのさ?」するとディア=パノスのハ
焼き魚 さん作 [388] -
現代戦国時代〜山本勘助編〜
「んでも、それだけじゃない気がする…。」生々しい、あの感情。今さっき、自分が受けたかのようなあの感動、あの忠誠。そして、強い憧れにも、焦燥感にも似たなんとも言えない気持ち。夢にしてはリアルすぎる。ぼんやりしだしたゆかりに「ゆかちゃん、最近レポートで忙しいって言ってたじゃないか。…ちょっと疲れてるんだよ」そう、叔父の尚孝は苦笑した。 そうかなぁ、と呟くと、ゆかりはかぶの浅漬けをひとくち齧った。今日
睦月 さん作 [409]