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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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現代桃太郎 オフ会?
座り込み泣き崩れる鈴木。携帯電話が鳴る鈴木『……はい』田中『よかった無事みたいね!?』田中からだ鈴木『田中さん…白木さんが…』田中『…』鈴木『何で伝えてくれなかったんですかっ!!』田中『伝えたところで…あんた、白木さんを殺せたの?』初めて聞く田中の強い口調に鈴木は我に戻る。田中『負傷者は?』鈴木『はぐれてしまって今はわかりませんが、みんな重傷です。わかっているのは…、峰松が亡くなりました…』田中
春日 さん作 [382] -
現代桃太郎 オフ会?
白木『………!?』白木がこちらを向いた。口を紅く染め肉片を噛み締めている。鈴木は思わず刀を構えた。白木の言葉が頭をよぎる…鈴木『(俺に殺されて白木さんが本望なら…それにもうアレは白木さんじゃない、鬼だ)』自然に刀を持つ手に力が入る。鈴木『御免…!』踏み込み振り下ろした刀、それは虚しく空を裂きコンクリートに若干の溝をつけた。ガキンッ!!鈴木『(避けられた!?…は!?)』振り替えると白木の右手の鋭く
春日 さん作 [378] -
何不自由ない時代5
何もせずに生活出来るなんて夢のようだ。生活保護が無条件に支給されるのか。どのように支給されるのだろう。 「すみません、その生活保証給付はどうやって受け取ればいいのでしょうか」 「銀行口座に振り込まれます」 「口座を開かないと……身分証明あったかな……」 「あ、身分証明無しで口座は開けますよ」 「そうですか!」 「はい。あなたが生きているという事が証明になります」 「なんと寛大な!」 僕はユート
シンヤ・G さん作 [481] -
現代桃太郎 オフ会?
鈴木『…そんな…鬼人化なんて…』白木『なっちまったもんは仕方ないだろ…』鈴木『…俺、白木さんのこと殺せないですよ…自殺とか、誰か他の人に』白木『俺はお前に殺してもらいたいんだよ!!お前も俺と同じ鬼血者だろーが!…言ってみればこれは鬼血者として越えなきゃならない試練なんだよ。……だが、その前にお前はアイツを殺せ』 鈴木が振り替えると先ほど倒したはずの本間が立っている。鈴木『詰めが甘かったか…』白
春日 さん作 [411] -
フォトンベルト
日の出がちかくなったとき隆は目覚めた。普段こんなに早く起きることはなかったのに今日はなぜか目覚めたのだ。隆は異様な雰囲気を感じた。「なんだこの静けさわ」2階の窓をあけ、まわりを見渡した。不気味な静けさがただよっていた。隆は気付いた。「俺以外だれもいない」「なんで?」理由はまったくわからなかった。そして机にすわり考えた。そのとき隆はあるものをみた。それをみたとき、あることが脳裏を横切った。それは…
三浦建太郎 さん作 [416] -
何不自由ない時代4
その時だった。小さな摩擦音をたててドアがスライドし、誰かが部屋に入ってきた。 なめらかな顔や起伏ある身体からして女性に見える。 白い長袖のシャツと白い長ズボンを履いている。モデルのような八頭身のスタイルだ。 目元は彫りが深いし、鼻は高い。しかし完全に西洋風ではない。モンゴロイドの血も混ざっている感じだ。彼女一人だけを見て推測するのも何だけど、日本は遺伝子レベルで国際化したのだろうか。 そんな彼
シンヤ・G さん作 [425] -
何不自由ない時代3
英語はある程度学習していたので全く理解出来ないわけではない。 大型モニターに映し出されているコンテンツを任意に閲覧出来る。どうやらこれはインターネットブラウザのようだ。いや、確実にインターネットブラウザだ。 天気予報の画面には日本列島が映っていた。僕はやはり日本に居た。 という事は日本の公用語が英語になったという事だ。まぁいいだろう。493年も経てばそういう事にもなるさ。 しばらくニュースを見
シンヤ・G さん作 [431] -
日本がなくなる。3
入ってみると、事務用の机が20個ぐらいとその上に電話だけしかない、シンプルな部屋だった。私『あの〜手紙を見てこちらに来たんですが…』そこには背の高い男性が1人と電話で話している女性の2人がいた。男性が振り返った。男性『アア、ドウモアリガトウ。オテツダイネ。』えっっ?いきなり?手伝い?私『あの手紙の内容であまり解らないので説明してもらえませんか?』男性『アア、ソウネ。ボクはパク・ソンミョン、トイイ
人魚姫 さん作 [416] -
日本がなくなる。2
まさか?とは思ったが…取りあえず、K国の大使館に電話をする事にした。こんな悪質なイタズラが他の人にまで及んでいないか?教えなくては…電話は3コールほどで繋がった。最初に現地の言葉で話された。私『あの〜日本語でも大丈夫ですか?』大使館『アッッ、ダイジョウブデスヨ。』たどたどしい日本語だった。私『イタズラだと思うんですけど…私の家にそちらから手紙が届きまして…日本がなくなる。とかいう内容なんです。』
人魚姫 さん作 [414] -
何不自由ない時代2
目覚めた瞬間、自分は眠っていたんだという感覚が有っただけだ。毎日繰り返されていた睡眠と覚醒の感覚に相違ない。最初の違和感は、眠りに就く直前の光景と覚醒した時の光景が違う事だった。とても淡い青色をした天井が見えた。四方の壁も同じ色だ。足が向いている方の壁にかかっている薄型大画面モニターの右下に映し出されている西暦を見て目を疑った。パニックに陥るほどでは無かったのは、遠い未来に目覚めるかも知れない事
シンヤ・G さん作 [519]