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SFの携帯小説に含まれる記事が1822件見つかりました。
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エターナルコア エピソード1
巨大な塔の最上階。ここより上は、ステーションからの電力供給経路のみしか残されていない。地球上で最も高い場所。そこに立ち、彼は改めて噛み締める。彼の想いと理想を実現する、始まりに昇り積めたのだ、と。「…さぁ、始めようじゃないか。人類が次なる段階へ上がる、その為の厳正なる選別を。」意味深な言葉とともに、閉ざされた運命の幕を開ける。鼓動が高鳴る。前後左右から狙われている危機感。背筋が凍るような恐怖感も
姫乃 真咲 さん作 [386] -
BURNING!20
「あっ、あのっ!キミ大丈夫!?」「あ…あぁ…大丈夫。怪我はない。」私の答えに少女はホッとした顔をする。続けて後ろの少女にも声をかけた。「うん。私も平気。ちょっと驚いたけど。」見たところ二人とも怪我はないようだ。自分のせいで起こった事態なのだ。怪我をさせていたら寝覚めが悪い。「あの…すまない。私が急に飛び出したから…。」とりあえず素直に謝る。「えっ?いいよ、スピード出してたコッチも悪いんだし…ゴメ
くろつき さん作 [557] -
エターナルコア プロローグ
西暦2232年‐地球における化石燃料は枯渇し、新たなエネルギー供給源を求め、人類は迷走を続けていた。後に第四次世界大戦゛核戦争(アトミック・ショック)゛と呼ばれる戦争が勃発。僅か14日間で終結したこの戦いは、史上もっとも核兵器が使用され、地上の1/3が焦土と化し、総人口の1/2の命を失う最悪の結末を迎えた。勝利者のいないこの戦いは、世界から戦争と核を一時的に根絶する。核利用禁止条約と半永久的軍事
姫乃 真咲 さん作 [393] -
現代桃太郎 オフ会?
鈴木『森〜!!どこだー!』ツノダ『おっ!…お友達が探しにきたぜ笑。「助けてくれ」って叫べよ?』森はツノダに、左手一本で首を掴まれ、持ち上げられている森は苦しそうに口を開く…森『誰が…呼ぶか…!!』ツノダ『プライド高いな〜…ならこれでどうだ?』森『おい!やめっ、ギャーーー!!!!!!』鈴木『悲鳴!?あっちか!…森ー!…ん?』ツノダ『遅いじゃねーか笑』森とツノダは街灯の下にいる。逆光で、黒いシルエッ
春日 さん作 [395] -
航宙機動部隊前史・16
航宙遊牧民族は物造りが苦手だった。あるいは重視していなかった。彼等からすれば生産物とは購入するか収奪する対象であれこそすれ、自らそれに携わる事は、恐らくは軽蔑すべき話だったのだ。しかも、消費すべき頭数が、大衆市場としては貧弱な規模に終始していた。どれだけ豊かでも、だから一人辺り毎日十人分のステーキやパンが食べれる訳では無いのだ。一方、この点狩猟民族はそれこそ物造り・技術開発に特化して行った。それ
まっかつ さん作 [462] -
BURNING!19
「くっ…!」少女を交そうとハンドルを切るも、無理な操作にタイヤがスリップし、バランスを崩す。とっさに足をついて転倒を防ぎ、足でさらに減速を試みる。が、少女はもう目の前だ。(ダメっ!ぶつかるっ!!)真紅は少女が怪我をしない事を祈りながら、衝撃に備えギュッと目を閉じた。ようやく希望の光が見えた鳥花は、はやる気持ちを抑え切れず、通りの向こうへと一歩踏み出した。と、突然背後から『キーッ』っというブレーキ
くろつき さん作 [446] -
サ イ コ
クーデター(暴動)人は、その機関に対して怒り、憎しみを持つと暴動を起こす。 その暴動は、神の鉄鎚よりも恐ろしいと言われている。 翌日AM9時 北冷房工場 サイコ「俺達見えてないから侵入が簡単だな。」セイム「ん?いや…サイコ君、見てみなよ。」サイコ「髑髏マーク!?何故だ!」クリス「これでこの工場が怪しいって事が分かったね。」ヴァイス「入るぞ。」工場の中に入ると、目茶苦茶寒かった。 よく周りを見ると
カエル味噌 さん作 [480] -
BURNING!17
鳥花には、その30歳くらいの女性が、まるで女神のように見えた。あの人に道を聞けばいい。まさに天の助け。ようやく希望の光が見え、鳥花は安心し…油断した。「あと1分…これは遅刻確定かな?」後ろで水葉が諦めたように苦笑するのがわかる。「まだ…まだっ!…諦めたら…終わり…だよ!」真紅は苦しい呼吸の中、なんとか声をだした。もう数度目の登り。スピードは落ち、真紅の息もあがっていた。“能力者”には、それぞれ固
くろつき さん作 [415] -
BURNING!16
だがこれまで無くて困ったことはなかったので、“別に必要ないかな?”などと思い買っていなかった。今はその選択が悔やまれる。しかし無いものは仕方がない。公衆電話でも探すしかないだろう。近年、携帯電話の普及で数は減っているが、大きな公園や商店に行けばあるだろう。そう思い周囲を見回すが…どうやらこの辺りは住宅地のようだ。近くに商店などがある様子はない。かといって更に歩き回って探すのもまた迷いそうでイヤだ
くろつき さん作 [391] -
僕は神じゃない! No.4
「あれ?進達はどこ??消えちゃった。。。」青い光が本から出てきて気づいたら進達が消えてた。野沢先生も。何があったのかしら。「おい!どうなってんだよ!!」野沢のヤローが本を渡した瞬間に光が出て、凜が石になった。「言っただろう。凜はお前が殺したんだよ。」野沢はたんたんと語った。「いいか、進。この世界は間違っている。間違っている世界にお前のように未来もくそもない奴が溢れかえっている。凜を見てみろ、首が
klingel0310 さん作 [403]