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スポーツの携帯小説に含まれる記事が746件見つかりました。
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Push!Push! #11
練習を終え、家に帰ったあの男のせいで、なんだか練習した気がしない(まぁいいか…明日あるし…)次の日、練習へ向かった少し早めにくると、まだ2人しかいないようだ 師範の樫宮さんそして副師範の榊さん 樫宮さんは優しく、よく話かけてくれるが 榊さんは無口で怖い まだ時間もあったので、昨日会った男の事を聞こうとしたら 先輩達が来た 一人一人に挨拶を交わすそして雑談が始まったので聞けなくなった 「だいぶ慣れ
ねむしゅー さん作 [500] -
Push!Push! #10
男は見ていた雑誌を横に置き すっと立ち上がった ヤバイ!殴られそう そう思い「初めまして、土曜練習に来てる…」 挨拶したのに 男の歩みは止まらない 真ん前に男が来た 殴られる覚悟を決めた ガチャ ドンっ 男はおれの横にあるトイレに入っていった 少しふらっとするほど 安心した ガチャ その男がトイレから出て来るなり 「あぁ、ゴメンゴメン。我慢しててさぁ、ヘェー土曜行ってるんや。土曜といえば
ねむしゅー さん作 [498] -
スラム part32
帰り道、市瀬の言っていたことを思い出していた。そういえば、市瀬のほうが正しいな。たしかに俺は新人大会に出ていない。出たのは夏の総体だけだ。あいつ、よく知ってるな。そう思いながら修二は歩いていた。まだ3時過ぎか。市瀬は俺に勝ち上がって来いと言った。俺だって勝ち上がるつもりだ。あいつに中学の借りを返さなきゃいけない。まだ俺は弱点は治ったかどうかわからないし、市瀬は俺と違ってトップ校の練習を1年続けて
やいち さん作 [527] -
スラム part31
「どうして大会に出てないんだよ。」市瀬が聞いてきた。「新人大会は出てたよ。」「新人大会、ベスト8には残ってなかったのか。」「論外だ。論外。俺一回戦落ちだぜ。」「嘘つくなよ。」市瀬が冗談だろ?っとでも言うような顔で言った。「ホントだよ。俺は中学の大会以来、公式戦の個人は勝ちなしだからな。」「本当なんだ。」市瀬の顔が少し沈んでいるように見えた。「今回の私学大会も出てないしな。そういや、個人、団体とも
やいち さん作 [587] -
Push!Push! #9
片波さん達に、鎌田さんと会った事を話した ニコニコと話を聞いてくれた後 「彼ねぇ体と力は凄いんですがねぇ…」 含みのある言い方だったがそれ以上は言わなかったおれも空気を読んで聞かなかった その日の練習が終わった後 貼紙がしてるのに気付いた (次回火曜祭日ですが練習あります)祭日…おれも来れる… 「こ、これって…おれも行っていいんでしょうかっ」興奮気味に片波さんに聞いてみた 少し驚いた表情をして「
ねむしゅー さん作 [526] -
Push!Push! #8
現実とは厳しいものだ残業を命じられた 残業なんて…何ヶ月ぶり… なんで今日に限って… 心の中でも何十種類もの愚痴を叫んだ もちろん、声には出せない イライラしながらも仕事を終え 帰宅時間はPM11時をすぎていた社会人2年目にして、人生初のストレスを感じた残念ながらその週は残業が続き 練習はできなかった 土曜練習日、不満を片波さん達にこぼしてみた 笑いながら、おれを宥めてくれる 心は癒された 体は
ねむしゅー さん作 [570] -
Push!Push! #7
冗談じゃない 息もできない、動くこともできないそんな苦しみだった 「入ってまいましたね、はは」蹴った片波さんが笑う まわりからも笑い声がする初めて殴られた苦しみがわかった ここに来なければ、一生知らなかっただろう 多くの人は知らないかもしれない、この苦しさ おれは、しばらくしてようやく立てるようになり列から外れた 練習のあと、道場をみんなで掃除するその掃除のあとに 「打たれる練習もしましょうか」
ねむしゅー さん作 [517] -
Push!Push! #6
また筋肉痛になったがおれはこの痛みが好きだった 空手をやったという確信できるものとして 仕事から帰ってきて 言われた通り 腕立て伏せや基本練習を家でやった 家族に見られたら恥ずかしいので コッソリと… 10回もできなかった 情けない… トレーニングというよりまずはリハビリだと思うようにした せめて一般的な体力を一週間リハビリをがんばりまた練習日がきた 今日のおれは一味違うぜこの一週間のリハビリが
ねむしゅー さん作 [515] -
Push!Push! #5
電気もつけず、月の光だけが注す部屋で ぼーっと寝転んでいた まだ頭がくらくらする何度も何度も思い返していた そしていつの間にか、眠りに落ちた 次の日、目が覚めた 腕が…体が… 酷く筋肉痛になったそしてまた夕べの練習を思い返す 辛い事も思い出す 同時に 来週もいくのか? 自問自答を繰り返す 新しい週になり仕事をしながらも、空手の事が気になっていた練習の日が近づいてくる悩みながらも少し楽しみにしてる
ねむしゅー さん作 [508] -
スラム part30
大会の閉会式が終わった。結局、団体戦は翔が3-2で秋沢を敗り、優勝した。翔星は強い選手を完全にまわしていたようで、後半の2試合は落とした。そのあと、昼休憩を挟んですぐに各階級の個人戦が始まった。個人戦も優勝や準優勝は名門校ばかりだった。やっぱり私学は強い高校が多いな。勉強になった。修二は会場を出て、帰路についた。「嘉谷!!」後ろから声がした。振り返ると、背は修二と同じくらいの見覚えのない男が立っ
やいち さん作 [595]