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スポーツの携帯小説に含まれる記事が746件見つかりました。

 
  • ベースボール・ラプソディ No.46

     主審のコールで試合が再開されると、フィールドは一気に緊迫した空気で満たされた。 短いサインのやり取りを終え、無造作に振りかぶって投球動作を始める八雲。 これを目にした二塁走者の長谷川は、驚きつつもすかさず三塁をめざす。 だが八雲は、全く意に介することなく投球動作を続けていく。 受ける哲哉もこれを無視し、三塁に送球する素振りすらみせなかった。 それが、哲哉のたてた戦術の一つだったからだ。 二死で
    水無月密 さん作 [730]
  • がむしゃら 2

    いつからかオレの楽しみは試合に出る事じゃなく、その合間に皆と遊ぶ事になっていた。6年生は強かった…その中でオレの仕事は邪魔をしない事…1Qで何が出来る?代わりに4年生が出る時がある。そういう時はくやしいね、まだまだオレにもスポーツ魂が残っている証拠。「シン!やろうぜ。」練習の前、決まってオレを誘ってくるミキオ。「何すんの?」「1対1だよ。」勝負はいつもミキオが勝つと決まってる。ミキオは5年生のエ
    YU さん作 [996]
  • リレメン (2走、マサの場合)

    始まるまでのなんとも言えない緊張感が最高にハイになり鬱にもなる笑なぜならセオリーとしては直線が速いエース的な奴ばっかりがここにいるからである一冬越えてなぜか今年は調子が良くてキャプテンにも「お前は今年2走な」と言われてこの場に定着してきているプレッシャーもかなりだけど今回は俺にとっては相性が良いアウトレーン寄りだから運が良い俺と同じって人いないかな?アウトレーンだと直線になるのが速いからなんかお
    さん作 [646]
  • がむしゃら

    ……オレ、小5、身長129?体重23?。クラスで‥いや‥学年で一番小さいかも…小3の時、あまりの小ささに心配して母ちゃんが、近くのバスケットボールのチームにオレを連れて行った。"スゲーっ!"学校で会う友達や1コ上の兄ちゃんの友達が、別人に見える、コーチ、とやらにボールを渡された。見よう見まねでシュート。翔んだ瞬間‥その日の内に、入団した。オレの人生をもっと面白いものにしてくれるチーム、"フェニッ
    YU さん作 [1,092]
  • CROSS DRIVE57[信ずべきこと]

    刹那の事実を大和が聞いてから2日がたち、刹那はストリートコートに座っていた。何をするわけでもなくボーッとしている刹那の前に再び大和が現れた。「よう。」刹那は大和に頭を下げた。大和は刹那の隣に座り、口を開いた。「この前は、ありがとな」「いえ・・・説得にでも来たんですか?」刹那の問いかけに大和は笑って言った。「違げぇよ。お前に聞きたいことがあってよ。」刹那は不思議そうな表情を浮かべたが大和は続ける。
    籠球? さん作 [744]
  • CROSS DRIVE56[辛き思い出]

    刹那は押し黙る大和に向かって続けた。「僕は、中学のころバスケをしてました。スポーツは好きじゃなかったけど、自分にも何かできないかって思ったんです。あの時までは・・・」「あの時?」大和の言葉に刹那は続けた「僕は、2年の先輩を差し置いてスタメンに起用されました。その時の監督は上背だけで僕をつかってたんです。もちろん、最初から活躍できるわけもなく僕は先輩達からぼこぼこにされました。」刹那は涙を浮かべ言
    籠球? さん作 [663]
  • ベースボール・ラプソディ No.45

     八雲のいう全力の意味が、哲哉には解らなかった。 百四十五キロのストレートは既に投げ、四隅にコントロールされていたにもかかわらず、石塚は空振りをしなかった。 だが、哲哉はふと思う。 要求すれば正確にコントロールされた百四十五キロちょうどの直球を投げてくる八雲には、まだ余力があるのではと。「…一つ聞くが、お前、百四十五キロがマックスじゃないのか?」「頑張りゃあと三キロ位だせるぞ」 あっけらかんとし
    水無月密 さん作 [788]
  • ウイングボーイズ〜未来に羽ばたく男たち〜11

    光台への挨拶から翌日の朝、勝利はウイングスの練習が行われるウイングススタジアムに向かっていた。いよいよ今日からウイングスの一員として新しい野球人生が始まる。だが、もう失敗は許されない。移籍一年目の今年が大事なんだ。そんな思いを抱きながら勝利はウイングススタジアムに向かう。そしてタクシーで10分ほどしてウイングススタジアムに着いた。勝利はタクシーから降り、スタジアムの正面玄関に向かう。するとそこに
    長崎サムライ さん作 [723]
  • ベースボール・ラプソディ No.44

    「さて、どうするかな。 一番楽で確実なのは敬遠策だけど、お前にそんな気はないんだろ?」 石塚との対戦を前に、意思の疎通をはかりにきた哲哉は、八雲の胸中を見透かして微笑んだ。「……大澤さんが野球部に入ってくれた時に決めたんだ、勝負から逃げるための敬遠は絶対にしないってな。 それをしたらオレは、あの人と一緒に野球する資格を失っちまう」 苦笑いした八雲は、おもむろに空を見上げた。 見上げた空は抜けるよ
    水無月密 さん作 [779]
  • ベースボール・ラプソディ No.43

     自嘲する哲哉。 彼は思案に詰まると、気付けば何時も八雲に問い掛けていた。 その理由が、今わかったのである。「どんな時でも、大切な事は見失なわないな、お前は。 そうだよな、仲間が信じられなくて、チームプレーが出来るわけないよな」 八雲のまっすぐな性格は、精巧な羅針盤のように道理を指し示す。 だからこの男は、人を引き付けて止まないのだと、哲哉は感じていた。 各自、自分の持ち場に戻る橘華内野陣。 主
    水無月密 さん作 [859]
 
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