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彼らの物語。(5)

[411]  マサ☆  2006-12-01投稿
今回は春の幼なじみの春日瑶葵(カスガタマキ)の物語――。

何年前からだろう――私とハルちゃんが一緒に登校し始めたのは――物心ついた時からそうだったと思う――最近は真琴君や拓海君と一緒に登校することも多くなったけど、それも悪くないかな――何て思う。

春「おはよう瑶葵。」

瑶葵「おはようハルちゃん。」

春「今、タクミが来るらしいから少し待っててね(苦笑」

瑶葵「いいよ。」

春「あれ??瑶葵髪切った??」

瑶葵「うん。少しね(照」

春「やっぱり。その髪型似合ってて良いと思うよ(笑 あっ、前の髪型が似合ってなかった訳じゃないからね↓↓??」

瑶葵「わかってるよ(苦笑」

大抵の男の子なら気付かないかもしれないけど、ハルちゃんは気づいてくれる――それはとても嬉しい。

タクミ「待たせてごめん。春、瑶葵おはよ。」
二人「おはよう。」

初めて拓海君に会った時は怖かったけど、実際彼と話してみると優しくて良い人だと思った。顔もスタイルも良くって学校の女子からでは結構モテるみたい――本人は気づいてないみたいだけど。

タクミ「ま、マコは…??(汗」

春「遅くなるから後から追い付くって(苦笑」

瑶葵「拓海君。どうかしたの??」

タクミ「先週酷い目にあったからな…。(ストーカー容疑」

瑶葵「そ、そうなんだ(汗」

春「じゃあ行こっか。」

先週起きたことなどを皆で話していると学校にはあっという間についてしまう――。

マコ「ぉーはーょー☆」

抱っ

タクミ「マーコぉー…。」

最近気が付いたけど真琴君は拓海君の足に抱きつくのが好きみたい。けど可愛いから結構良いかも――。

マコ「タクちゃんの変態さん♪♪(笑」

タクミ「お前が変装して店から出で声出すから――」

春「まぁまぁ(苦笑 皆遅刻しちゃうよ??(笑」

タクミ「ヤベっ!!行くぞ!!」

マコ「競争ね♪♪」

―――。

春「ハハッ。元気だね二人とも(笑」

瑶葵「そうだね(笑」

春「僕たちも行こっか。」

瑶葵「うん。」

最近はこの時間がもの凄く楽しい――卒業してもこんな楽しい時間で過ごせれば良いと思ってしまうほど――。

春「ぁ、それと瑶葵。」

瑶葵「うん??」

春「明後日瑶葵の誕生日でしょ??プレゼント買いに一緒に出かけよっか(笑」

瑶葵「うんっ。」

――そしていつかハルちゃんに伝えられない想いを伝えられたらいいな――。

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