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世界への旅6

[395]  フサイチ  2006-12-01投稿
「シノそのコートは丈夫そうですね。」
師匠は言いました。
「これは・・」口を濁すシノ
「あの時のでしょう?」
師匠は大体察しが付いてそうです
それもそのはず。シノが息を切らして森に居た時のですから。
「そのコートを見たことがあります。ここからバイクで丸二日ほど掛かりますが・・」
「そこではそのコートを旅の服として着ている様ですよ。」「そこに行って見たいです!このコートの持ち主の家族に会って見たいんです。」
「もし行きたいのなら止めはしませんよこれも旅の1つです。これも持って行くと便利だよ。」
と言って師匠は耳出れ付き帽子、ゴーグル、バンダナやその他色々な旅道具を渡しました。そこには師匠愛用の銃やナイフも入ってます。
「師匠・・行ってきます。」
しばらくの沈黙の後、飛び出しました。
「まだ時間はある・・師匠のあの地獄のような練習を思い出せば」
と言ってその国にむかうシノでした。

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