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裸のロストマン?プレイボーイ東城院田五作

[380]  ナンブ  2006-12-01投稿
「キャーーッ!!」
女子どもの黄色い歓喜の悲鳴が学園に響きわたる。
「東城院さまーーっ!」東城院サマと書かれた旗を持った女たちが我先にと、押し寄せてきた。

やれやれ…手でも振ってやるか…

ばったばったと女どもが倒れていき、中には白目を剥いている者までいる始末。


やはり僕の美貌は罪か…僕が歩けば道が割れ、いつの間にか女共を虜にしている。
つくづく罪な男だ…

女の大群を抜け、下駄箱にたどり着く。
中を開くといつものように、恋文が津波のように押し寄せてくる。

やれやれ…
僕は一枚一枚丁寧に広い、教室へ向かう。
…五分遅刻か
教室へ入るなり、一同の視線を独り占めにする。
先生はにやにやして僕に近づくなり言う。
「東城院君、どうして遅れたんだい?」

はい先生、女の子たちに挨拶をしていたら遅れてしまいました。

いつも通りの答え
先生は「それは大変だったね、座りなさい」

どうせ僕の親父には頭が上がらないんだろ?

もはや僕に怖いものなどない…
僕がクロと言えば、シロもクロになる。

親父の学校へ転入してから一ヶ月、早くもこの学校の頂点に立った…

しかし…いささか退屈だな…
毎日ちやほやされるのも飽きた…

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