クリスマスの夜にサヨナラを 第5夜
あの日から私は先輩と付き合いだした。はじめの方はとても清いお付き合いをしていた。手をつなぐ事もめったにしなかった。ただ並んで帰るだけ。そんな事を私は一生懸命幸せだと心に言い聞かせた。タカはあの時、春香先輩の事、まだ好きって言ってた。私はその言葉で先輩と付き合う事を決心した。そのほうが私が幸せだとおもったから。だから先輩を選んだ。きっと…きっとこの選択は間違えてない…。
そして今、先輩とのファーストキス。
先輩の顔が近づいてくる。ふ…とその時、タカの事を思い出した。
「…って」
「え?」
「…まって…」
やっぱりタカとしかしたくない…。
「あのっ…」
「いいんだ。気にしないでくれ。」
先輩がしょんぼりしちゃった。私がなんとかしなくちゃ…。そう思い、私はとっさに、先輩の手をとった。
「…たまには…こうして帰りません…?」
先輩…顔が真っ赤だった。
先輩といつまでもこうしていられるのだろうか…。
そして今、先輩とのファーストキス。
先輩の顔が近づいてくる。ふ…とその時、タカの事を思い出した。
「…って」
「え?」
「…まって…」
やっぱりタカとしかしたくない…。
「あのっ…」
「いいんだ。気にしないでくれ。」
先輩がしょんぼりしちゃった。私がなんとかしなくちゃ…。そう思い、私はとっさに、先輩の手をとった。
「…たまには…こうして帰りません…?」
先輩…顔が真っ赤だった。
先輩といつまでもこうしていられるのだろうか…。
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