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ディフェンド? ”楽しい” 70

[410]  2006-12-03投稿
 晶が操って盾にした人はバタリと床に倒れた。
 「晶・・・てめぇ!」
 啓吾は晶の方に走っていく。そして、晶の顔に拳をぶつけてやろうとしてがそれを晶は軽々と避けた。啓吾は何回も拳を振るが、全て晶にかわされている。
 「御前!人をよく平気で自分の盾になんかできるな!」
 「人を操るのが僕の能力だからね。あの人は僕の駒だよ」
 「ふざけるなっ!そんな能力捨てちまえ!」
 啓吾は思いっきり右手を振った。だが、晶は啓吾の拳を右手でつかんだ。
 「キミに指図されたくないね・・・」
 
 グサッ・・・

 「うっ・・・」
 後ろからいきなり啓吾は腹を刺された。啓吾を刺したのは、晶が操った村人だ。啓吾はガクッと膝をついた。
 「人を操るのが楽しいんだよ!楽しいことをそんな簡単には止められないね!」
 すると、啓吾の周りを操られた村人達に囲まれた。どの人も手に刃物を持っている。
 「いけっ!アイツを殺せっ!!」
 村の人々は一斉に啓吾の方に向かって走ってくる。啓吾は傷が痛んで動くことが出来なかった。啓吾は強く目を閉じた。

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