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Jumpin' Five 28

[322]  曽根菜由美  2006-12-05投稿
合奏を経て、帰りに美加と富山くんと私とで、岩田さんの所へ集合した。これはたむろではない。パート会議だ、ちゃんとした。
「日曜日、ヒマ?」
聞き方が良くないぞ。それは。デートの誘いみたいだぞ。
「オレは大丈夫。バイトだけど、キャンセルできるから、いつでも。」
すげーバイトだな。でも、富山くんはOK。さすが、彼はこういうことに積極的だ。
「私…ダメだ。」
デートか?デートならキャンセルしろ。バイトだってキャンセルしてるんだぞ、美加。
「じゃあ、しょんねーな。」
岩田さん、諦めちゃダメっ。あ、それより、私はOK。部活持ってない高校教師は、休日はヒマ。
「土曜日の夜は?」
よ、よるっ?!近所迷惑やろっ、それこそっ。
 結局、土曜日の夜はみんなOKだった。そんな訳で、土曜日の6時半に駅南口に集合というところまで決まった。

♪  ♪  ♪

 こう見えても、私は音大を出ている。(←はっ、そんな設定だったか。)
 高校のとはの担任の先生に、「絶対おまえに向いてるから行け」と言われて、私もいろいろ調べて気に入ってしまい、受験猛勉強をして、現役で合格を勝ちとったのだ。この音大の音楽学部作曲科を卒業したのだ。その後、院に進むことも考えたが、別の大学に3年から編入し、数学の教員免許を取得した。フツウじゃ考えられない学歴だ。そう、私は数学と同時に、作曲も学んできた。作曲自体は、もう小学校時代から趣味でやってきている。打楽器をやってきていたこともあって、打楽器のためのアンサンブル曲も数多く書いてきた。
 プロではないので、未発表の作品はうじゃうじゃある。
 そう、アンサンブルの曲に、自分の曲を演奏しようというのである。三重奏から八重奏まで、さまざまな内容の曲から、このバンドのあの5人にふさわしいものを探し出すのだ。どうしてもしっくりいくのがなければ…また新作に挑戦するか?!


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