暗闇の女?
「なんなのよ!何で私が あんな奴らの面倒見なきゃいけないのよ!」 志津恵が青田を罵倒していた。 「いつも、いつもあんた私に何でも押し付けて冗談じゃないわよ!」 「まぁまぁ待て、私だって志津恵に押し付けてるのは悪いと思っているよ、でもな、余りにもお前が仕事をこなしているとは周りの連中からは見えんのだよ、私も店長と言う立場上何も言わないのは不自然だろ?」 「ああそう、じゃあ、いっそのこと私達の関係みんなに言えばいいんじゃない?」 「おいおい、そんなに怒るなよ、そんな事になったら お前だって会社に居られなくなるぞ」 青田は志津恵を懸命になだめていた。 (今入るのは無理ね)そう呟くと順子は事務室に戻って行った。 「どうでした?」 事務室に戻ると のり子が制服を着直して聞いてきた。 「うん、今はちょっと…」 「店長いなかったんですか?もう、とっくに開店しているんですよ?」時計に目をやりながら のり子は順子の方に寄った。 「いたわよ、でも今はちょっと無理みたい」「私達、どうしたらいいんだろ…」 「後でまた行ってみるわ、それより黒田さんありがとう帰らなくて」 「とんでもないです、私の方こそ ありがとうございました。私も中々仕事が見つからなくて…パートだけどやっと見つかったのに…本当ありがとうございました。」 「そうね、頑張りましょう」 二人は意気投合していた。 バタンッ―――――――! 事務室のドアが力強く開いた。 「さっきは悪かったわねっ!」志津恵が悪びれる様子もなく事務室に入って来た。
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