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好きだった。 2

[320]  2006-12-10投稿
あれからと言うもの…

静かな日々が続いている。

あの人と目が合う度、引き裂かれそうになる胸。

息苦しい。

そんなことをベッドの中で考えてた。

携帯が鳴った。

少しの期待を胸に携帯の画面をみた。


『先輩…』


本文

ごめんね。

重いよね。

辛いよね。

自分勝手だよね。

痛いよね。

ごめんね。

――――――――――――――――――

息苦しくなって。

頬には熱い涙が溢れて。

泣いている時に兄貴が部屋に入ってきて。

兄貴は何も言わないで部屋を出ていって。


『重いよ…辛いよ…自分勝手だよ…痛いよ…』


握り締めた携帯はまた同じメロディを奏でた。



本文




ごめん。

――――――――――――――――――

溢れでた。

全てが。


狭い部屋に悲鳴じみた、泣き声が響く。

胸が引き裂かれた。


嗚呼、




痛い。



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