心の傷
俺は今中学3で受験を控えている身だが、なかなか熱が入らない。 周囲の女子はクールで寡黙で顔もイケてると言うが、俺の真実は勉強が出来ない無愛想な奴だ。 両親にも最低でも高校まで行けと言われている。 俺も若干努力していた。志望高に顔を出したりした。 そんな中俺はクラスメイトの女子に告白された。 俺は受験を2ヶ月後に控えているので自分でもあっさりと思う程簡単にその告白を断った。 俺は世界で政治家の次に学校の連中が信用できないのだ。 そんなこんだで俺は冬休みに突入した。 ・・・・・冬休みに入ってから3日経った。 俺は若者の町、原宿をぶらぶらしていたら逆ナンにあった。 ぱっと見、中3か高1位の女の子2人。 積極的な子とおしとやかな子が俺に声をかけてきた。 どっちかって言うと積極的な子が一方的に俺に声をかけてきて、おしとやかな子が頬を朱に染めて少し顔を俯くような感じだった。 積極的な子は俺に、「私、西城麻美て言うんだ。で、こっちが奈菜瀬聖子。よろしくね?」 麻美と言う子は俺に早口で自己紹介をしながら隣にいるおしとやか少女−−聖子。そう呼ばれた子を紹介した。 聖子と呼ばれた子は若干照れながら俺に会釈した。 俺は簡潔に、「何か?」そう言った。 すると麻美は、「君の名前は?」と聞く。 その時の顔が凄かったので俺は渋々、「慎司・・・名字は言えない」 俺の「名字は言えない」の答えに麻美と聖子はあえて聞かずに俺に、「よろしく!」と言った。
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