今、伝えたいキモチ…?
ふと目が覚めると、夜の7時を回っていた。携帯で時間を確認しよぅと思ったらメールが届いている事に気付き、急いで誰からかを確認した。奈美だった…。すこしガッカリだったのを感じたのは、メールの相手が、彼氏・太一ではなかったからだった。『おつかれ。へー出会いがあったんだ♪良かったね!てか、好きになったわけじゃないよね?あんたには、太一がいるんだからね』と奈美からの返信…好きになったわけじゃないよね?といぅ鋭い言葉に栞の心はチクっとした。奈美にそんなわけないじゃん!と全否定の返信をし、その後も他愛のないメールを何通かやりとりした。夜10時を過ぎ、そろそろバイト行く準備を始めていた時、ふと思い出した…大祐の事を。明日の朝も来るかな…そんな期待をしつつ、寝起きでぼさぼさの髪をドライヤーで整え、少しだけ気合いの入った化粧をした。大祐に会えるかもしれないから…。バイトに入り、仕事を着々とこなしていき、時間はすでに朝5時を回っていた。そろそろかな…と緊張してそわそわした身体をなんとかして落ち着かせて、時間が過ぎるのを待っていたら、6時前になると、若い元気の良い女性が入ってきた。
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