携帯小説!(PC版)

地蔵風

[451]  シーさ〜  2006-12-13投稿
見た目だけではなく相当の頑固物に違いないと思える。他の者なら即刻あきらめる。あの台に座ってすでに6時間わたしがそこに行くたびに、でんと構え動かず台を見つめている。出ている訳でもなく一体いくら費やしているのか。
風貌はギャンブルなんぞに手を出しそうにない厳格そうなオヤジだ。背筋を伸ばしただただ一点を見つめているが、その先には台ではなく喧嘩でもした妻を見ているのか、はたまた定年を前にし自分の余生でも思い描いているのだろうかなんて、勝手な想像を働かせてしまう。だが、きっとあの人がお金を稼ぎにきたのではないと、どこかそんな自信をあの背中を見て持つ。
私はほかの台を見て回り再びオヤジの所へと戻ってきた。するとオヤジの台は光を放ち見事に大当たりした。私はガッツポーズをしたいくらいの喜びを覚えた。しかし、オヤジは以前動かず、まだ何かを見ている。

感想

感想はありません。

「 シーさ〜 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス