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「スキ。」7

[393]  ナツキ  2006-12-14投稿
食後の一時。
少し大きめのソファーに2人。
ナツキはその日の出来事を楽しそうに話す。
玉濱は少し愛しそうに、微笑ましそうに聞く。時には意見し、教えてくれ、共に考える。
研二「そだっ!先生にも意見聞こうよっ」

真也「だな!ナッちゃんも先生の言う事ならきくしナ!男心たるものを語ってやってよ」

玉濱「はっ?男心??」

ナツキは今日あった原田との会話ややり取り、その後3人に言われた言葉を一語一句玉濱に伝えた。

夏希「ね、先生はどう思う?ナツキがおかしい?」

真也「ズバッと言ってやってよ、先生。姫は俺らの言う事聞かんけぇ」

玉濱は少し微笑み、ナツキの頭を優しく撫でる。

玉濱「そっかぁ、『お友達』は初めてだもんなぁ。」

夏希「うん。今までは『付き合って』だったから…ナツキには先生がいるもんっ!
彼氏がいたらお友達もダメなの?先生、ナツキに男のコのお友達いたらイヤ?」

玉濱「そんなことはないゾ!俺、そんなこと言ってないだろ?」

夏希「うん…」

玉濱「つーか。だったらコイツら家入れてやるかっつーのっ」

洋治「確かにぃ」

夏希「だったら!…先生はどう思う?」

玉濱「…いんぢゃねぇの。」

真也「先生、面白がってねぇ?教師らしく指導してやれよっ」

夏希「先生?」

玉濱「何でもかんでも答え教えてたら、身につかんっつーだろ?」

洋治「ぢゃー先生はナッちゃんが他の男と2人で遊びに行ってもえーの?」

玉濱「いーよ。てかお前知らんの?」

洋治「はっ?」

玉濱「お前にもまだチャンスあるってコト!」

洋治「はっ?」

玉濱「俺はナツキを縛り付けとく気はねぇし。ナツキが他の男を好きになるのも自由だろ。」

洋治「何ソレ?先生それでいいん?」

玉濱「いいよ。ただし、ナツキを俺以上に惚れさせれれば…お前が俺を超えれればの話だけどナッ!」

玉濱は嫌味な笑みを浮かべ、洋治に言い放つ。

洋治「……」

玉濱は洋治に見せつけるように、ナツキを抱き締めキスをする。

夏希「もぅっ先生のバカっ」

顔を赤らめたナツキが少し顔をそらす。玉濱の肩に顔を埋めると、頭を撫でられる。

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