スケッチBook
2…障害
入学式から、かのんは雄太と一緒に過ごしていた。
雄太は一生懸命にかのんの、耳が聞こえないという障害を受け入れ協力していた。
二人はお互いの声も聞けず、話しができるのはスケッチBookがそばにある日。
それでも二人は信頼し合える仲になった。
入学式の一週間後の事だった。
学校の生徒には、かのんの障害の事は噂でまわっていた。
応援してくれる人もたくさんいる。
だか、嫌な目で見てくる人も少なくはなかった。
かのんがスケッチBookを横におき、本を読みながら教室の隅にいるのを雄太が見つけた。
「おぉい、何読んでるんだ?」
そう言ったあと、雄太は何かに気付き口を手でおさえた。
聞こえないんだ…
かのんは人の気配を感じたのか、雄太の顔へと見上げる…。
ニッコリと雄太へ笑顔を見せるとまた、本へと目をむける。
雄太は自然に笑顔がこぼれる…。
そしてスケッチBookをゆっくり取ると、なにか書き始めた。
[さっき大声でかのんの事を呼んじゃった。]
かのんは一瞬雄太を見てから、聞こえないよと首を横に振る。
二人は笑い合っていたが、本当の笑顔じゃない事ぐらいお互いに分かっていた。
入学式から、かのんは雄太と一緒に過ごしていた。
雄太は一生懸命にかのんの、耳が聞こえないという障害を受け入れ協力していた。
二人はお互いの声も聞けず、話しができるのはスケッチBookがそばにある日。
それでも二人は信頼し合える仲になった。
入学式の一週間後の事だった。
学校の生徒には、かのんの障害の事は噂でまわっていた。
応援してくれる人もたくさんいる。
だか、嫌な目で見てくる人も少なくはなかった。
かのんがスケッチBookを横におき、本を読みながら教室の隅にいるのを雄太が見つけた。
「おぉい、何読んでるんだ?」
そう言ったあと、雄太は何かに気付き口を手でおさえた。
聞こえないんだ…
かのんは人の気配を感じたのか、雄太の顔へと見上げる…。
ニッコリと雄太へ笑顔を見せるとまた、本へと目をむける。
雄太は自然に笑顔がこぼれる…。
そしてスケッチBookをゆっくり取ると、なにか書き始めた。
[さっき大声でかのんの事を呼んじゃった。]
かのんは一瞬雄太を見てから、聞こえないよと首を横に振る。
二人は笑い合っていたが、本当の笑顔じゃない事ぐらいお互いに分かっていた。
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