携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> どうして神様は…    第二話 約束?

どうして神様は…    第二話 約束?

[402]  雲母  2006-12-17投稿
それから俺は今まで以上にリハビリを頑張った。そして…2011年、また春がやってきた。この時にはもう、日下部の名前を知らない人はいなかった。

彼女はアメリカでも名が通っていた。英語スピーチコンテストは優勝し、優秀賞を得た。本当は、春に帰国予定だったが、彼女は現地で英語が上手く話せない障害を持った小学生以下にボランティアで英語を教えていた。

彼女が帰国したのは、5月だった。俺は、怪我も治り野球部に入部。俺は、日下部との約束を守った。
日下部が俺に最初に言った言葉は「復帰、おめでとう。」
俺は直で彼女にアレを見せた。二人は学校の校庭に行った。

「見てろよ。颯希!!」俺はボールを投げた。
ボールは壁に物凄い音でぶつかった。

日下部は2つの事で喜んだと俺に言った。
野球に復帰できたこと
初めて下の名前で呼んでくれた
それが嬉しかったらしい。俺には女心が分かってなかった。

その帰りに俺は颯希に「今年は無理かもしれねぇけど、頑張るよ。でも、来年は必ず出るからな。」と言った。「海斗が甲子園でプレーするの早くみたいな。特に、決勝戦を…。私は野球マウンドにあがれないから…」

「颯希…お前にやるよ。」
颯希は振り向いて「何を?」
「とってきてやるよ。優勝ボール!」

この時、君はとても喜んでいた。優勝ボールの約束を。でも、そのボールを君に渡す時は、今よりもっと笑顔であの声が聞きたかった。

そして俺は今年6月、初復帰レギュラーを手にした。
甲子園へ向けて俺と稲葉は毎日練習した。そして、とうとう、監督から甲子園出場レギュラーを発表された…

ガイヤに橘新一(二年)、浅井太一(三年)、島馬光(二年)、松本純(三年)、ファーストに橋本誠(三年)、セカンドに石岡勉(三年)、サードに照山ひとし(三年)、キャッチャーに稲葉賢一(二年)、そしてピッチャーに神田海斗(二年)。その他…etc

俺は、稲葉や新しい仲間と中学時代の仲間と一緒に甲子園へ行ける事が嬉しかった。一年前では考えられなかった。

俺たち、優聖学園は一回戦から順調に勝ち進んでいた。
そして、準決勝の相手は去年の優勝校の万塁高校だった。

感想

感想はありません。

「 雲母 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス