万華鏡(13話)
瞬のことを聞いたあの日から8日が経った。
今日私は凌と病院に行く。
途中で可愛い黄色の花束を買った。
駅からバスでゆられること10分、ここら辺で一番大きな病院へと辿り着いた。
自動扉が開くと病院特有のにおいがした。
エレベーターに乗り7階へとあがる。
7階は呼吸器外科だ。
ナースステーションで受付を済ませ病室へと向かう。
廊下を歩いてすぐに見つけた。
【706号室 木崎瞬様】
‥本当にそうなんだと改めて思いながら扉を開いた。
真っ白で殺風景な部屋だった。4人部屋、右の窓側に瞬はいた。上半身だけ起こし、外をみていた。
瞬に近付く。
「よっ!」
っと凌が声をかける。
瞬が振り向いた。
笑顔になる。
「おぉー!2人とも来てくれたかー。」
やっぱり双子だ、笑顔までそっくりだった。
ただ‥前より少し痩せていた。左腕には点滴がついている。
『具合はどう?』
「うん。
おかげさまでだいぶいい。あっ、適当に座って。」
『うん。あっ、これ。』
花束を見せる。
「ありがとう!すげーきれーだな」
『でしょ?花瓶に移し替えてくるねっ』
「さんきゅ!」
病室を出る。
思わず溜息が出た。
あんなに元気なのに‥
‥嘘みたいだった。
花瓶に水をいれ、病室に戻った。
部屋を出る前と二人の様子がなにか‥違ってた。
『‥どうしたの?』
「ん?なにがぁ?♪」
っと笑顔で答える瞬。
瞬はティッシュを親指と人差し指でクルクルと丸めている。
『‥ううん
なんでもない』
それから3人で色々なことを、話した。
私たちは1週間に1回は必ず瞬のお見舞いに行った。
しかしあるときから凌は来なくなった。
誘う度に「わるい、今日は用事あるから」って。
どうもバイトをしているらしかった。
今日私は凌と病院に行く。
途中で可愛い黄色の花束を買った。
駅からバスでゆられること10分、ここら辺で一番大きな病院へと辿り着いた。
自動扉が開くと病院特有のにおいがした。
エレベーターに乗り7階へとあがる。
7階は呼吸器外科だ。
ナースステーションで受付を済ませ病室へと向かう。
廊下を歩いてすぐに見つけた。
【706号室 木崎瞬様】
‥本当にそうなんだと改めて思いながら扉を開いた。
真っ白で殺風景な部屋だった。4人部屋、右の窓側に瞬はいた。上半身だけ起こし、外をみていた。
瞬に近付く。
「よっ!」
っと凌が声をかける。
瞬が振り向いた。
笑顔になる。
「おぉー!2人とも来てくれたかー。」
やっぱり双子だ、笑顔までそっくりだった。
ただ‥前より少し痩せていた。左腕には点滴がついている。
『具合はどう?』
「うん。
おかげさまでだいぶいい。あっ、適当に座って。」
『うん。あっ、これ。』
花束を見せる。
「ありがとう!すげーきれーだな」
『でしょ?花瓶に移し替えてくるねっ』
「さんきゅ!」
病室を出る。
思わず溜息が出た。
あんなに元気なのに‥
‥嘘みたいだった。
花瓶に水をいれ、病室に戻った。
部屋を出る前と二人の様子がなにか‥違ってた。
『‥どうしたの?』
「ん?なにがぁ?♪」
っと笑顔で答える瞬。
瞬はティッシュを親指と人差し指でクルクルと丸めている。
『‥ううん
なんでもない』
それから3人で色々なことを、話した。
私たちは1週間に1回は必ず瞬のお見舞いに行った。
しかしあるときから凌は来なくなった。
誘う度に「わるい、今日は用事あるから」って。
どうもバイトをしているらしかった。
感想
感想はありません。
「 飛水 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説!」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です。
- サイトの新デザインを作ってみました。