携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> いとしき君へ3

いとしき君へ3

[457]  雪美  2006-12-19投稿
探し続けて、コンクールが開始されても、いつきは姿をあらわさず、携帯にいつきが交通事故で運ばれたという知らせが入った。
俺と親方と急いでいつきの運ばれた病院にタクシーに乗って急いだ。
まさかと言う気持ちが先立ち、不安に押しつぶされそうだった。
病院では手術室の前で、不安げに待つ、いつきの母といつきにそっくりの双子の妹のみずきが待っていた。
「会場の一つ手前の交差点で、跳ねられてたって聞いたの・・・」
辛そうににみずきが説明してくれた。
病院の白い廊下が、やけに寒々しく感じて、外は淡い雪がしんしんと降り始めていた。

そうそう、ここで言うのもなんだが、いつきは見た目は女に見えるほどの美人だが、あくまでも男だ、俺自身、女を愛する以上にいつきにほれてしまって三年、しかも現在は一緒に暮らしている。
表向きはルームメイトであって、口が裂けても恋人だなんて、人に言えるはずもなく、男同士穏やかな日々を続けてきた。
俺は店でよく言われるのは、ハーフのような顔立ちで、日本人離れしていると言われくっきりとした目鼻立ちをしている。
出会ったばかりの頃俺はあいつに一目ぼれをしていて、本気だけど冗談のつもりで付き合ってくれと言ったら、恥ずかしそうにうなづいた。
女なんかより、ずっと奥ゆかしいその姿に、ますますいつきを愛してしまったのだった。どうみても恋に落ちたのは、俺の方だったなー
やけにであった頃のことばかり、思い出しながら、いつきが助かって欲しいと願っていた。



感想

感想はありません。

「 雪美 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス