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September4〜It ticks away time〜

[466]  タカ  2006-12-19投稿
ピ、ピピッ、ピ、ピピッ、ピピピピピピピピピッ………………………………うるっさい!!と私は目覚まし時計を止める。頭がボーッとした。昨日は久々に酒を飲んだ。もちろん家で、もちろん一人で。飲みすぎたかな…。私はけっして寂しい女ではない(はず)。昨日も仕事帰りに誘われたけど、断った。だって仕事残ってたし、皆で行くのちょっと疲れるし。付き合いの悪い女だな、とか言われてんのかな…。まぁいいや…。いつものように素早く身支度をすませた。女同士ならいいけど、男も一緒だとな…いや、女同士も一緒か。懲りずに誘いに来る男達って偉いな、尊敬するよ、いつも断ってばっかでごめんね〜、ははっ。なんて事を考えながら、私はいつものように部屋の日めくりカレンダーを一枚はがす。やっと"今"に追いついたそのカレンダーを背に私は部屋を出る。いつものように玄関の鏡に向かい、ニコリと微笑む。うん、完璧じゃん。いってきます!!
                      私はいつものデスクに腰を下ろす。自慢じゃないが私のデスクは汚い。書類の山積み。片付けなきゃと一言。--------「美咲っ!!」と後ろから部長の声が。「あ、おはようございます」 「おう!おはよう、でな…」と部長は話し始める。「あのな、例のプレゼンの件だけど…お前やってくれるか?」と一言。うちの会社といくつかの会社で合同のプレゼンがあると以前から話は聞いていた。ちょっと興味あったし、「やります!!」と即OKを出した。「そうかっ!!やってくれるかっ!じゃぁ、金子と山本の3人でやってくれ。よろしくっ!!!」と部長はニコニコしながらデスクに戻る。--------は!?山本!?新人の!?え!?や、無理!!絶対無理だって!!だって、あいつ仕事できないじゃん!!そんな私の心の悲鳴も部長には届かず…。や、やるしかないのか…。

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