甘い恋(2)
俺の名前は大平誠。 普通の高校2年だが現在の状況に困惑していた。 (・・・これは・・どうすれば・・) 理由は単純。昨日学校へ遅刻間際で急いでいた俺はある女の子と正面衝突した。 その女の子は桜坂小雪と名乗った。 10代前半位で白いロリータ系の服を着て、さらには髪はなんと白。白のロングヘアーを後ろにながしている。 そのときは(なんでこんな幼い子の髪の色が白なんだ?) と、思ったが話を戻して、その小雪が俺の家を尋ねてきたのだ。 どうやら調べたらしいが小雪は俺が家の扉を開けたとたんに俺に抱き着いてきた。 「うわぁぁぁぁぁ??????」 俺は激しくうろたえた。対して小雪は・・ 「ふっふっふ。キミの家は調べたんだぁ。理由はき〜てくれるなぁ〜」 小雪は俺の首に手を回してぶらさがったままあーだこーだと言った。 俺が悶絶する前に小雪は手を離し、俺にいろいろ説明し始めた。 「昨日私とぶつかったよねぇ。あのときキミの顔見て好きになった。だから調べたんだ。と、ゆーよりキミが学校から下校するのを尾行しただけなんだ。で、キミの名前はなぁ〜に?」 早口でよく判らないが半分程理解した。 どうやら小雪は俺に会いに来たようだ。 とりあえず俺は・・ 「大平誠だ。誠でいい」 小雪は俺の名前を聞くなりこう叫んだ。 「きょーから誠といっしょにくらすぅ〜」 と、いきなり口調が変わった。 それより俺は小雪が叫んだ内容に驚愕した。「はぁ??!!!」 今度は俺が叫んだが小雪には無意味だった。小雪はその後俺の両親に許可を取って同居することになってしまった。 どうやら小雪は俺の家に来る前に自分の親に友達の家にしばらく泊まると言って来たらしい。 そんなことで俺と小雪との同居生活が始まった。
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