天国の草原 2 追憶
中2の冬。外は雪がちらつく。
「市内の中学校から転校してきた、神谷マモル君と、滝川アキナさんです……じゃ、自己紹介を」
俺は深くため息をついた。……不良だ。金髪ピアスの完璧不良だ……。金髪ピアスの完璧不良彼女をつれて転校してきたに違いない……。
マモルは教壇前にズイと躍り出た。
「……神谷マモル」
教室中がシンと静まり返る。俺は窓際最後列で窓の外を眺めていた。
「んでこっちが彼女の滝川アキナ」
低い声で続ける。
「生意気なやつはブッ飛ばすから」
俺はまたため息をついた。……これだよ。不良はブッ飛ばすのが好きなんだよ……。
先生がなにやら言っているが、聞く気はない。窓の外を眺めていた。
隣でガタンと椅子を引くおと。……案の定。隣は神谷マモルだ。俺のとなりは先月用事で転校して空席だった。俺はまだ外を眺めている。「おぉい先公さぁん!さっそく隣に嫌われち待ったよぉ♪」
一斉に全員が振り向く。アキナが爆笑した。マモルは全員を睨み付ける。
「……あんだよ。前向けや」
俺はたまらず隣を見た。
「……お!」
マモルはおれの顔をまじまじとみた。
「初っぱなから俺をシカトしたやつは初めてだよ。気に入った」
俺は心のなかでまたため息をついた
「市内の中学校から転校してきた、神谷マモル君と、滝川アキナさんです……じゃ、自己紹介を」
俺は深くため息をついた。……不良だ。金髪ピアスの完璧不良だ……。金髪ピアスの完璧不良彼女をつれて転校してきたに違いない……。
マモルは教壇前にズイと躍り出た。
「……神谷マモル」
教室中がシンと静まり返る。俺は窓際最後列で窓の外を眺めていた。
「んでこっちが彼女の滝川アキナ」
低い声で続ける。
「生意気なやつはブッ飛ばすから」
俺はまたため息をついた。……これだよ。不良はブッ飛ばすのが好きなんだよ……。
先生がなにやら言っているが、聞く気はない。窓の外を眺めていた。
隣でガタンと椅子を引くおと。……案の定。隣は神谷マモルだ。俺のとなりは先月用事で転校して空席だった。俺はまだ外を眺めている。「おぉい先公さぁん!さっそく隣に嫌われち待ったよぉ♪」
一斉に全員が振り向く。アキナが爆笑した。マモルは全員を睨み付ける。
「……あんだよ。前向けや」
俺はたまらず隣を見た。
「……お!」
マモルはおれの顔をまじまじとみた。
「初っぱなから俺をシカトしたやつは初めてだよ。気に入った」
俺は心のなかでまたため息をついた
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