空白
「だ〜から、私と結婚してって言ってんの!」
「何が『だから』だ!意味不明なこと言ってんな!この変態!」
「へっ…変態?…変態…なんて言われたの初めてだわ」
「変なとこに感動してんじゃねぇよ…」
棚橋尚(しょう)は呆れ半分、うんざり半分で学校のカバンを持ち直した。
そして、くるりと自宅に向かって歩を進める。
「ちょっとちょっと、自己完結しないでよ」
「うるせぇな。俺は背中に羽の生えてる非現実的な人間を嫁にもらう気はない!」
「私は人間じゃないって。頭かたいなぁ。私は空魔よ」
尚はため息をこらえて、立ち止まった。そして、自分の顔を覗き込む美少女をぎろりと睨み付ける。
美少女はこの十二月の寒空の下、半袖に半ズボンだ。ショートヘアも似合ってはいるが、少々寒々しい。
「くうま自体の意味がわからん。ああ、説明すんなよ。聞くつもりはない」
「何それ〜!第一、私があんたの嫁になる云々言ってたけど、逆よ、逆!」
「はぁ?」
「あんたが私の嫁になるの!」
尚は思わず無表情になりながら、何故こんなヤツを交通事故から救ってやったんだろう、と今更ながらに後悔した。
「何が『だから』だ!意味不明なこと言ってんな!この変態!」
「へっ…変態?…変態…なんて言われたの初めてだわ」
「変なとこに感動してんじゃねぇよ…」
棚橋尚(しょう)は呆れ半分、うんざり半分で学校のカバンを持ち直した。
そして、くるりと自宅に向かって歩を進める。
「ちょっとちょっと、自己完結しないでよ」
「うるせぇな。俺は背中に羽の生えてる非現実的な人間を嫁にもらう気はない!」
「私は人間じゃないって。頭かたいなぁ。私は空魔よ」
尚はため息をこらえて、立ち止まった。そして、自分の顔を覗き込む美少女をぎろりと睨み付ける。
美少女はこの十二月の寒空の下、半袖に半ズボンだ。ショートヘアも似合ってはいるが、少々寒々しい。
「くうま自体の意味がわからん。ああ、説明すんなよ。聞くつもりはない」
「何それ〜!第一、私があんたの嫁になる云々言ってたけど、逆よ、逆!」
「はぁ?」
「あんたが私の嫁になるの!」
尚は思わず無表情になりながら、何故こんなヤツを交通事故から救ってやったんだろう、と今更ながらに後悔した。
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