刹那の劫 序章?
全ての始まりは“魂の溢れ過ぎた地獄”と“魂の減り過ぎた天国”
・・・全ての調和は崩れ初めていた
閻魔『こりゃあ、いかん』
地獄を統べる神の王は頭を抱え悩んでいた。閻魔『カァーイカァツ!』
閻魔の激の籠った咆哮は地獄中に響いた。
海闊『呼んだかい。じぃさん?』
死装束を纏い、袖を翼のようにし飛んで来たのは20代後半ほどの見なりをした1人の青年だった。
閻魔『お前の考えた魄兵計画の進度はどうした?魂の桁がまた変わったぞ!』
聞き飽きたと言わんばかりに耳を掻きながら海闊『わぁってるよ!つうか、いい色の魂がなかなか見つかんねぇんだもん』
閻魔はまた頭を抱え
閻魔『確かに兵士にするにはそれ相応の【魂の煌めき】が必要だが』
また頭を抱えていると
海闊『じゃあ、魄兵を造る為の【界】を作ってソコで魂を磨かせるってのどう?』
【界】とは様々なモノが属する世【界】のこと。
人間が属する界を俗界といい、最も小さく球形だとされている。
閻魔『たわけ!…待てよ』
言葉を遮ったが、顎髭を撫でながら深く考え
閻魔『いや、いいぞ!さっそく天国に書状を書かねば』
界を作るには天国・地獄二つの署名が必要なのだ
書き終えると用紙を投げ渡し
閻魔『それを持って天国に行け!そこで中級神の虚空と共に死を統べる神々の界を作れ!』
地獄の下級神である海闊は虚空が苦手だったが上司の言うことには逆らえなかった。
海闊『チッ!言わなきゃ良かった…』
そう呟くと来た時のように袖を翼のように変え、何処へともなく翔び去った
全ては調和のタメに・・・
・・・全ての調和は崩れ初めていた
閻魔『こりゃあ、いかん』
地獄を統べる神の王は頭を抱え悩んでいた。閻魔『カァーイカァツ!』
閻魔の激の籠った咆哮は地獄中に響いた。
海闊『呼んだかい。じぃさん?』
死装束を纏い、袖を翼のようにし飛んで来たのは20代後半ほどの見なりをした1人の青年だった。
閻魔『お前の考えた魄兵計画の進度はどうした?魂の桁がまた変わったぞ!』
聞き飽きたと言わんばかりに耳を掻きながら海闊『わぁってるよ!つうか、いい色の魂がなかなか見つかんねぇんだもん』
閻魔はまた頭を抱え
閻魔『確かに兵士にするにはそれ相応の【魂の煌めき】が必要だが』
また頭を抱えていると
海闊『じゃあ、魄兵を造る為の【界】を作ってソコで魂を磨かせるってのどう?』
【界】とは様々なモノが属する世【界】のこと。
人間が属する界を俗界といい、最も小さく球形だとされている。
閻魔『たわけ!…待てよ』
言葉を遮ったが、顎髭を撫でながら深く考え
閻魔『いや、いいぞ!さっそく天国に書状を書かねば』
界を作るには天国・地獄二つの署名が必要なのだ
書き終えると用紙を投げ渡し
閻魔『それを持って天国に行け!そこで中級神の虚空と共に死を統べる神々の界を作れ!』
地獄の下級神である海闊は虚空が苦手だったが上司の言うことには逆らえなかった。
海闊『チッ!言わなきゃ良かった…』
そう呟くと来た時のように袖を翼のように変え、何処へともなく翔び去った
全ては調和のタメに・・・
感想
- 6015: かんそうはありません [2011-01-16]
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