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科学の塊 4

[592]  怠け者  2006-12-24投稿
「調べたら教えて…じゃ、おやすみ…」

自分の部屋に戻り、ベットに倒れると死んだように眠る。


次の日

…………………ん……………ふあぁ
あくびをしてから起き上がる。

「ん〜。よく寝た…」

起きたら、服を着替えて、服を持って部屋を出る。

ガチャリ

「おはよう」

「ああ、昨日のことを調べておいたぞ」

書類を受け取り『ありがとう』とお礼を言い書類に目を通す。

「地下に作った研究用施設にいるのか…めんどくさいな」

「気をつけて行くんじゃぞ」

頷き手を上げて店を出る。


某研究施設

「ここか…」

今、俺は黒い伸縮自在のスーツを着ている。これで姿を変えても裸になることは無い。
動物の姿になれば大抵の所は侵入出来る。
しかし、扉は無理なので人に戻り、ウィスからの情報を使いセキュリティーを解除する。
地下への階段を下る。そして薬品・機材のある部屋に行く。かなり広いその部屋には男が1人、こちらに背を向けて立っていた。
ヘルは足音をたてず男に近付いた。
「こんばんは。ケビン・ソーローさんですね」

「!!!誰だっ!」

ケビンが驚愕の声をあげる。そしてヘルの顔を見てさらに驚く。

「俺は始末屋だ。おっと、動くなよ」

「そんな………………………生きて………………………………まさか………………………いや、で…………筈が…………もしか……………かも……………だとす……………しれ…い」

男はなにやらブツブツいい始めた。

「……………………馬鹿な……………しかし…………………………有り得る……………だと………はヘル…」

「!!!ちょっと待て!」

今度はヘルが驚く番だった。

「なぜ、俺の名前を知っている?俺のことを知っているのか?」

低い声で脅すように訊く。

「君はさっき始末屋と言ったね。なら私は殺されるのだろう…。いいだろう…教えてやるよ。君は我々『スクェン』の民の造った最高傑作だ!ははっ!ははははは!」

男は狂気に満ちた目で嬉しそうに笑った。

「なんだ…と…」

男はひとしきり笑うと続けた。

「君を造った責任者はDr.ヘル。君と同じ名前の男だよ…」

「そいつは今、何処にいる?」

〜続く〜

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