光マツリ::三つのモノ
二つ目の理由がわかったところで、三つ目の訳をきいた。
「三つ目はツキにある。」
オレに?オレだけってことはやっぱり…。
「オヌシ、光マツリの持ち主じやな」
チィがびっくりしている。そんなの、オレもだ。
『どうして……それを』
「ワシを誰だと思っとるんじゃ。ワシはな、戦争で世界が荒れ果てそうになったときからこの世に存在しておるのじゃ。」
『でも太陽の神様が光マツリで…』
チィが口を挟んだ。
「その通り。そのおかげで世界は復活を遂げた。じゃがの、破滅状態で生き残っていた極わずかな命は今も生き続けている。」
それがモヒダさんなのか。心の中で、モヒダさんに会えてよかったと感じた。
「覚えているのじゃ。あの光マツリが世界を救った瞬間を。だからワシにはわかる。光マツリがオヌシに宿った事」
『そう……ですか。でもオレはなんで自分に宿ってしまったのかちっとも……』
声が小さくなっていく。サーカスで空中ブランコをしてた頃に比べ、自分に自信がない。だってこんなことありえない。なんでオレなんだよ…
まるで心の中を見られてたみたいにモヒダさんがこう言った。
「それはオヌシにとって辛いことなんじゃな。光マツリがヒトに宿ることなどありえないはずじゃ。でも、よく聞け。光マツリはきっとオヌシ自信も強くするはずじゃ。」
ツキは、「オヌシ自信も」の“も”の意味が分からずにいた。
別のモノも強くするのかな?じゃ別のモノって?
考えているとモヒダさんが喋り出した。
「つまりワシは光マツリに救われた。今、光マツリの使者となるオヌシに恩返しをしたいのじゃ。」『恩返し?』
「三つまでじゃ。知りたいことなんでも教えよう。」
『ほんとに?なんでも…ですか?』
『そんなことできるの?』
チィは面白そうに聞いた。
でもオレは、モヒダさんなら出来るんじゃないかと思った。
「三つ目はツキにある。」
オレに?オレだけってことはやっぱり…。
「オヌシ、光マツリの持ち主じやな」
チィがびっくりしている。そんなの、オレもだ。
『どうして……それを』
「ワシを誰だと思っとるんじゃ。ワシはな、戦争で世界が荒れ果てそうになったときからこの世に存在しておるのじゃ。」
『でも太陽の神様が光マツリで…』
チィが口を挟んだ。
「その通り。そのおかげで世界は復活を遂げた。じゃがの、破滅状態で生き残っていた極わずかな命は今も生き続けている。」
それがモヒダさんなのか。心の中で、モヒダさんに会えてよかったと感じた。
「覚えているのじゃ。あの光マツリが世界を救った瞬間を。だからワシにはわかる。光マツリがオヌシに宿った事」
『そう……ですか。でもオレはなんで自分に宿ってしまったのかちっとも……』
声が小さくなっていく。サーカスで空中ブランコをしてた頃に比べ、自分に自信がない。だってこんなことありえない。なんでオレなんだよ…
まるで心の中を見られてたみたいにモヒダさんがこう言った。
「それはオヌシにとって辛いことなんじゃな。光マツリがヒトに宿ることなどありえないはずじゃ。でも、よく聞け。光マツリはきっとオヌシ自信も強くするはずじゃ。」
ツキは、「オヌシ自信も」の“も”の意味が分からずにいた。
別のモノも強くするのかな?じゃ別のモノって?
考えているとモヒダさんが喋り出した。
「つまりワシは光マツリに救われた。今、光マツリの使者となるオヌシに恩返しをしたいのじゃ。」『恩返し?』
「三つまでじゃ。知りたいことなんでも教えよう。」
『ほんとに?なんでも…ですか?』
『そんなことできるの?』
チィは面白そうに聞いた。
でもオレは、モヒダさんなら出来るんじゃないかと思った。
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