消えない過去6
そんな恐怖に毎日おびえ、俺はやっとのことでアンパンを止めた。
美紀は、とてもじゃないがまだ止められそうもない。
お金が無くなり、シンナーが買えなくなるまで無理だろうと・・そう思っていた。
しかし俺の説得でなんとか一月後には止めてくれた。
俺は新しい仕事を探した。
結局、美紀が夜働いているスナックの系列店のクラブで働くことになった。
俺が夜の世界にはいった第一歩だ。
そこで俺の生き方を大きく変える一人の女と知り合うことになる。
最初はウェイターをやっていたが、厨房にも入って簡単なものは作ることも出来る様になっていった。
カウンターでカクテルを作ったりもして、慣れてくるに従い、お客とも徐々に会話するまでになった。
そして、ホステスの客付けなども任され、いっぱしの水商売人のようになっていったが
田舎育ちの俺から見れば、ホステスは大人の女性に見えていた。
どういう訳か俺は、みんなから可愛がられていた。
水商売という仕事が、俺の性格に合っていたのか、面白くて楽しい。
気配りがよく動きも良いと、みんなから言われた。
それが可愛がられた理由かもしれない。
そんなある日、美紀は朝になっても帰ってこなかった。
いくら酔っても必ず帰ってきたし、酔いつぶれても俺が迎えに行っていた。
嫌な予感が・・・まさか。
続く
美紀は、とてもじゃないがまだ止められそうもない。
お金が無くなり、シンナーが買えなくなるまで無理だろうと・・そう思っていた。
しかし俺の説得でなんとか一月後には止めてくれた。
俺は新しい仕事を探した。
結局、美紀が夜働いているスナックの系列店のクラブで働くことになった。
俺が夜の世界にはいった第一歩だ。
そこで俺の生き方を大きく変える一人の女と知り合うことになる。
最初はウェイターをやっていたが、厨房にも入って簡単なものは作ることも出来る様になっていった。
カウンターでカクテルを作ったりもして、慣れてくるに従い、お客とも徐々に会話するまでになった。
そして、ホステスの客付けなども任され、いっぱしの水商売人のようになっていったが
田舎育ちの俺から見れば、ホステスは大人の女性に見えていた。
どういう訳か俺は、みんなから可愛がられていた。
水商売という仕事が、俺の性格に合っていたのか、面白くて楽しい。
気配りがよく動きも良いと、みんなから言われた。
それが可愛がられた理由かもしれない。
そんなある日、美紀は朝になっても帰ってこなかった。
いくら酔っても必ず帰ってきたし、酔いつぶれても俺が迎えに行っていた。
嫌な予感が・・・まさか。
続く
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