光と闇の時代
ダラスの言葉に不満を抱き始めたケインは遂に感情を半分むき出したように興奮しながら反論した。『だから、私は先ほどから申し上げているのです!家族を守るには、国を守るということを!その為に我々は命を賭けて戦うのです!かけがえのないものを守る為に!マックス殿の発言は部下達の士気を低下させてしまいます!今は兵士達の士気だけが勝利の鍵です。士気が低下してしまうと我が軍が敗北するのは確実です!私はマックス殿の考え方も決して理解していない訳では無いですよ。しかし、今は我々士官が部下達に言える事は命を賭けて国を守るように命令するだけでは無いのでしょうか?』
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