ナイト・オン・ドラグーン【41】話
「で…この魔獣はどうする?」
アインはマナの腕の中にいるリオに問い掛けた。
「一発、頭を小突いて〜投げ飛ばすのっ!」
無邪気にリオが言う。
呆れるようにアインは溜め息をついた。
「投げ飛ばすのっじゃないって。あからさまに無理だよ?」
リオは魔獣のほうへと歩み寄ると、術を解いた。
魔獣を閉じ込めていた黄金色の壁が消えさっていく
「なっ…」
そして、次の瞬間アインとマナは我が目を疑った。
「カーンタンよ〜」
障害物が消え去り、その魔獣は目先にいるリオに襲い掛かかったが、動きが止まった。
魔獣の体が浮き、拳で肉を打つ音が響いた。
リオが魔獣の顔面に小さな拳で鉄槌を浴びせたのだ。
アインの視界からリオが消え、瞬時のうちに魔獣の背後へ回り込み、それの尾を掴むと弧を描いて遠く投げ飛ばしてしまった。
「こんのぉ!吹…っ飛べ!!」
「凄いな…」
一仕事終えたように額の汗を拭うリオへとアインは駆け寄った。
「怪力と錬金術…本当に女の子なのかい?君は…」
アインは似顔してみせる。
「当たり前よ。どっかどーみてもっ!女の子よ!ほらぁ!」
リオはアインの手を引っつかむと、自分の胸元に当てた。
「なななな…なにを!?」
指先が柔らかいものに触れ、アインは手をひっこめた。
アハハ、とリオはまた無邪気に笑った。
「遊んでる場合じゃありません。獄炎の搭へ急ぎましょう。」
受け流すようにマナが言った。
「ぁ、ああ…」
まだ顔に赤がさしているアインがうなづく。
「おーけぇ〜行きましょ☆」
リオが両刃斧を担いで言った。
そして一行は【獄炎の搭】へと歩を進めた。
二つ目の封印を解き放つ為に
アインはマナの腕の中にいるリオに問い掛けた。
「一発、頭を小突いて〜投げ飛ばすのっ!」
無邪気にリオが言う。
呆れるようにアインは溜め息をついた。
「投げ飛ばすのっじゃないって。あからさまに無理だよ?」
リオは魔獣のほうへと歩み寄ると、術を解いた。
魔獣を閉じ込めていた黄金色の壁が消えさっていく
「なっ…」
そして、次の瞬間アインとマナは我が目を疑った。
「カーンタンよ〜」
障害物が消え去り、その魔獣は目先にいるリオに襲い掛かかったが、動きが止まった。
魔獣の体が浮き、拳で肉を打つ音が響いた。
リオが魔獣の顔面に小さな拳で鉄槌を浴びせたのだ。
アインの視界からリオが消え、瞬時のうちに魔獣の背後へ回り込み、それの尾を掴むと弧を描いて遠く投げ飛ばしてしまった。
「こんのぉ!吹…っ飛べ!!」
「凄いな…」
一仕事終えたように額の汗を拭うリオへとアインは駆け寄った。
「怪力と錬金術…本当に女の子なのかい?君は…」
アインは似顔してみせる。
「当たり前よ。どっかどーみてもっ!女の子よ!ほらぁ!」
リオはアインの手を引っつかむと、自分の胸元に当てた。
「なななな…なにを!?」
指先が柔らかいものに触れ、アインは手をひっこめた。
アハハ、とリオはまた無邪気に笑った。
「遊んでる場合じゃありません。獄炎の搭へ急ぎましょう。」
受け流すようにマナが言った。
「ぁ、ああ…」
まだ顔に赤がさしているアインがうなづく。
「おーけぇ〜行きましょ☆」
リオが両刃斧を担いで言った。
そして一行は【獄炎の搭】へと歩を進めた。
二つ目の封印を解き放つ為に
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