さよなら日和
誰が止めるだろう、心が崖っぷちならあたしの愚かな行動を。歩道橋の真ん中 下に見える車通りをぼんやり眺めた後 足を柱に架けた。一瞬周りの気配を横目にしながら、人通りはない 人通りはない うんと頷きながらまた足に力を込める「あのぅー」咄嗟に声がしたので振り向いた。 モデルか?と一瞬でわかる程 背が高い、色が白い 顔は美人とは第一印象がそれなのだろう、と思うような、とにかくそんな感じの女性が声を掛けてきて、あたしは一瞬たじろいだ。 「死ぬ気なのでしょうか?」 真顔だった。変な日本語使いやがって、ここで 「ええ そうですの 恥ずかしながらおほほ」なんて事を返したら良いのだろうか。無視して決意を結構することにした もう一つの足にも柱に架けようと力を入れる お願いだから止めないで あっち行って そう祈った。「あのぉ」 うるさいあっち行け、「死ぬんですよね?」 なんなんだこの女は あっち行け「財布もらって行っていいですよね?」は!?思わず振り向いた。女は あたしが地面に置いたエルメスのバッグごと持って歩き始めた。こ、こいつこんな顔して泥棒か?!てか何故自殺しようとしてる私を止めない? 思わず追い掛けた。「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」 女は振り向きぎょっし
感想
- 6100: 言葉の使い方がオカシイ所が目につきました 話の展開はちょっと気になったかな [2011-01-16]
- 6133: おもしろい!笑った(^-^)死んだらどうでもいいことなのにまだ生きているから、実際必死になりそうなところだね。エルメスの財布、苦労してかったお気に入りを〜って(笑)主人公が衝動的な性格だからと展開がなんだか自然に思えた。楽しかったです♪ [2011-01-16]
- 6284: 良いね!面白いよ☆続き書いて下さいよ☆ [2011-01-16]