宇宙戦隊・37
「何だ!?今の悲鳴…」
イッテツ以外、その声には聞き覚えがあった。
「あの声は……ポプリ殿ぉぉ!」
テシは椅子をひっくり返して休憩室から飛び出していった。
「すげぇ…この椅子、床に固定されてる式なのに…」
「凄いでしょ!兄ちゃんは無敵だもん!」
「弁償するならいくらくらいかかるんやろ…」
『早く君達も後を追いなさい!』
サリに急かされて三人も実験室へと向かった。
実験室にはポプリと、ポプリを守るようにして立つテシ、そして今にも倒れそうな足取りでゆっくりと二人に近付くあのアンドロイドがいた。
閉じていた目はしっかりと見開かれ、髪と同じ真っ赤な瞳がギラギラと輝いている。
「おのれ…それ以上近寄ったら…」
身を呈してポプリを守ろうとするテシ。しかしテシは武器を何も持っていないうえに、部屋の隅に追い込まれて思うように動けない。
「ただのデブかと思ったら、かっこいいなあいつ」
「でしょ!兄ちゃんは最強だもん!」
『感心してる場合じゃないでしょ!早くしないと二人が…』
話している間にも、アンドロイドは少しずつ、軋むような音をたててテシとポプリへの距離を縮めている。
その時。
いつの間にかアンドロイドの背後に忍びよっていたイッテツが、アンドロイドの頭から出ているコードの一本を引っ張った。
するとアンドロイドは突然その場に倒れ込み、電子音と共にその活動を停止した。
イッテツ以外、その声には聞き覚えがあった。
「あの声は……ポプリ殿ぉぉ!」
テシは椅子をひっくり返して休憩室から飛び出していった。
「すげぇ…この椅子、床に固定されてる式なのに…」
「凄いでしょ!兄ちゃんは無敵だもん!」
「弁償するならいくらくらいかかるんやろ…」
『早く君達も後を追いなさい!』
サリに急かされて三人も実験室へと向かった。
実験室にはポプリと、ポプリを守るようにして立つテシ、そして今にも倒れそうな足取りでゆっくりと二人に近付くあのアンドロイドがいた。
閉じていた目はしっかりと見開かれ、髪と同じ真っ赤な瞳がギラギラと輝いている。
「おのれ…それ以上近寄ったら…」
身を呈してポプリを守ろうとするテシ。しかしテシは武器を何も持っていないうえに、部屋の隅に追い込まれて思うように動けない。
「ただのデブかと思ったら、かっこいいなあいつ」
「でしょ!兄ちゃんは最強だもん!」
『感心してる場合じゃないでしょ!早くしないと二人が…』
話している間にも、アンドロイドは少しずつ、軋むような音をたててテシとポプリへの距離を縮めている。
その時。
いつの間にかアンドロイドの背後に忍びよっていたイッテツが、アンドロイドの頭から出ているコードの一本を引っ張った。
するとアンドロイドは突然その場に倒れ込み、電子音と共にその活動を停止した。
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