ナイト・オン・ドラグーン【43】話『作戦、決意、実行』
『策士』というべきか、マナの冷静かつ、適切な判断には毎度のことながらアインは堂目した。
獄炎の塔への道程の途中、マナは獄炎の塔の詳細をアインとリオに伝えた。
それと同時に作戦内容をも聞いた。
『…わかった。やってみるさ』
アインは立ち上がると、レグナを呼んだ。
『でもぉ〜なんでリオがこんな役〜?ちゃんと、リオも戦えるのにっ』
リオは不満げな声をアインにぶつけた。
『しょうがないだろ?幾ら強いっと言っても君はまだ16の子供なんだ、危険なことはやらなくていい』
『むっかぁ〜!アインさんだって、リオと二つしか違わないくせにっ』
リオはアインに詰め寄りながら言った。
『これは俺達の問題なんだ、ただでさえ死ぬかもしれない戦いに君が協力してくれるってだけでもホントに感謝している。そんな君に危険な真似はさせたくない』
アインの真剣な眼をリオはしばらく見つめた
『でも、あたしの問題でもあるの…獄炎の塔は。いえ、獄炎の守護者に!』
俯き加減に話すリオをアインは見落とした。
『それって一体…』
『実の…お兄さん、なんでしょ?』
二人のやり取りを静かに聞いていたマナが口を開いた。
リオは驚き振り返り、マナを見た。
そして、視線を離す。
『そう…あたしの兄。』
『えっ!?』
アインはあわてふためく。
『お兄さんを止めたいからあなたは私達についてきた…そうでしょ?リオ』
マナはいつもと変わらぬ落ち着いた口調で言った。
『だからさっきはあんなに動揺していたのですね』
マナが言った言葉にアインは思い返した。守護者を討つと言った時のリオの様子がおかしかったことを。
『だけど…あたしはもう…迷わない!獄炎の守護者として暴走しているスウェン兄さんを止めなくちゃ!』
リオは決意の目をアインとマナに向ける、が…
(強がりだ…)
アインは心中思った。
呼びつけていたレグナが降下してきていた。
『小僧ども、話し合いは進んだか…?』
レグナが苦笑いしながら言った。
『ぁあ…もうバッチリだ。』
マナにうなづいてみせる、そしてリオにも。
『倒すんじゃありません、”救う”のです…』
マナがリオにそうつぶやきレグナの背に乗った。
『行こうリオ…獄炎の塔へ!』
リオの手をとりアインは駆け出した。
獄炎の塔への道程の途中、マナは獄炎の塔の詳細をアインとリオに伝えた。
それと同時に作戦内容をも聞いた。
『…わかった。やってみるさ』
アインは立ち上がると、レグナを呼んだ。
『でもぉ〜なんでリオがこんな役〜?ちゃんと、リオも戦えるのにっ』
リオは不満げな声をアインにぶつけた。
『しょうがないだろ?幾ら強いっと言っても君はまだ16の子供なんだ、危険なことはやらなくていい』
『むっかぁ〜!アインさんだって、リオと二つしか違わないくせにっ』
リオはアインに詰め寄りながら言った。
『これは俺達の問題なんだ、ただでさえ死ぬかもしれない戦いに君が協力してくれるってだけでもホントに感謝している。そんな君に危険な真似はさせたくない』
アインの真剣な眼をリオはしばらく見つめた
『でも、あたしの問題でもあるの…獄炎の塔は。いえ、獄炎の守護者に!』
俯き加減に話すリオをアインは見落とした。
『それって一体…』
『実の…お兄さん、なんでしょ?』
二人のやり取りを静かに聞いていたマナが口を開いた。
リオは驚き振り返り、マナを見た。
そして、視線を離す。
『そう…あたしの兄。』
『えっ!?』
アインはあわてふためく。
『お兄さんを止めたいからあなたは私達についてきた…そうでしょ?リオ』
マナはいつもと変わらぬ落ち着いた口調で言った。
『だからさっきはあんなに動揺していたのですね』
マナが言った言葉にアインは思い返した。守護者を討つと言った時のリオの様子がおかしかったことを。
『だけど…あたしはもう…迷わない!獄炎の守護者として暴走しているスウェン兄さんを止めなくちゃ!』
リオは決意の目をアインとマナに向ける、が…
(強がりだ…)
アインは心中思った。
呼びつけていたレグナが降下してきていた。
『小僧ども、話し合いは進んだか…?』
レグナが苦笑いしながら言った。
『ぁあ…もうバッチリだ。』
マナにうなづいてみせる、そしてリオにも。
『倒すんじゃありません、”救う”のです…』
マナがリオにそうつぶやきレグナの背に乗った。
『行こうリオ…獄炎の塔へ!』
リオの手をとりアインは駆け出した。
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