リトルブルー??【老人…】
青を探そう
そうなってから、このバカ広いくさっぱらを歩き回ってもう１０分たった
[いい加減あきたんだけど]
ﾚｲﾝがブーブー言い出す。だるさからか喋り方もブりっこじゃない
[誰か人がいれば、青がどこ行ったか見てるかも･･･････。あ、]
必死に探すｻｸﾗの足が止まる
その視線は近くに立つ老人をしっかりと捉えていた
そして
[オジサン････。あたし達、人を探してるんだけどね?]
ｻｸﾗが膝に手を置き、自分より背の低い老人に頭の位置を合わせて聞いた
老人はゆっくりと顔を上げる
[わしも人を探しておるのだよ。]
どこか威厳のようなものが。その老人から発せられる
ボロボロの民族衣装を来ていたが
威厳は変わらない
ふいにｻﾞｯｸがｸｰﾛﾝの後ろからひょっこり顔を出すと、老人と目があった
[あっ･･････。オジイ]
ｻﾞｯｸはヤバいなぁ。と明らかに表情が硬い
一方の老人はギッとｻﾞｯｸを睨むと、手に持っていた長い杖でボカっ、とｻﾞｯｸの頭を叩く
[お前は今まで何をしとったのだ!!みなが心配したのじゃぞ!!]
[いやぁ･････その、ワケがあって、さ]
しかし老人は有無を言わさずｻﾞｯｸの腕をガシッと掴むと、ｻｸﾗ達の方に向き直って
[我々のキャラバンに案内しよう、付いてくるがよい]
老人はそう呟くと、ｻﾞｯｸの腕を引き、草藪の中に消えていった
[あっ、行っちゃった･･･]
ｻｸﾗ達はその場に取り残された
しかし、ｻﾞｯｸは仲間だ、それに道に迷って餓死するのもごめんだと、ｻｸﾗは思った
[ｻｸﾗ、早く行こ。]
背後からの囁きに驚いたｻｸﾗは危うく尻餅つきそうになった
[ｸｰﾛﾝ･･･分かってるよ!!じゃあ先行くからね]
少し怒りながらも躊躇わずｻｸﾗはうっそうと茂る草藪に入っていった
[僕は後ろから付いてくよ。ﾚｲﾝ先行って]
ニッコリ微笑むと、ﾚｲﾝは何も言わずにルンルン気分で闇に消えていった
[そろそろ出てきたら？バレてるよ]
ガサッ
ガサガサ････
振り返りもせず、ｸｰﾛﾝは後ろの草の塊に向けてそう言った
そうなってから、このバカ広いくさっぱらを歩き回ってもう１０分たった
[いい加減あきたんだけど]
ﾚｲﾝがブーブー言い出す。だるさからか喋り方もブりっこじゃない
[誰か人がいれば、青がどこ行ったか見てるかも･･･････。あ、]
必死に探すｻｸﾗの足が止まる
その視線は近くに立つ老人をしっかりと捉えていた
そして
[オジサン････。あたし達、人を探してるんだけどね?]
ｻｸﾗが膝に手を置き、自分より背の低い老人に頭の位置を合わせて聞いた
老人はゆっくりと顔を上げる
[わしも人を探しておるのだよ。]
どこか威厳のようなものが。その老人から発せられる
ボロボロの民族衣装を来ていたが
威厳は変わらない
ふいにｻﾞｯｸがｸｰﾛﾝの後ろからひょっこり顔を出すと、老人と目があった
[あっ･･････。オジイ]
ｻﾞｯｸはヤバいなぁ。と明らかに表情が硬い
一方の老人はギッとｻﾞｯｸを睨むと、手に持っていた長い杖でボカっ、とｻﾞｯｸの頭を叩く
[お前は今まで何をしとったのだ!!みなが心配したのじゃぞ!!]
[いやぁ･････その、ワケがあって、さ]
しかし老人は有無を言わさずｻﾞｯｸの腕をガシッと掴むと、ｻｸﾗ達の方に向き直って
[我々のキャラバンに案内しよう、付いてくるがよい]
老人はそう呟くと、ｻﾞｯｸの腕を引き、草藪の中に消えていった
[あっ、行っちゃった･･･]
ｻｸﾗ達はその場に取り残された
しかし、ｻﾞｯｸは仲間だ、それに道に迷って餓死するのもごめんだと、ｻｸﾗは思った
[ｻｸﾗ、早く行こ。]
背後からの囁きに驚いたｻｸﾗは危うく尻餅つきそうになった
[ｸｰﾛﾝ･･･分かってるよ!!じゃあ先行くからね]
少し怒りながらも躊躇わずｻｸﾗはうっそうと茂る草藪に入っていった
[僕は後ろから付いてくよ。ﾚｲﾝ先行って]
ニッコリ微笑むと、ﾚｲﾝは何も言わずにルンルン気分で闇に消えていった
[そろそろ出てきたら？バレてるよ]
ガサッ
ガサガサ････
振り返りもせず、ｸｰﾛﾝは後ろの草の塊に向けてそう言った
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