ナイト・オン・ドラグーン【45】話
『1番、3番砲台っ破壊されました!!』
兵士達が怒鳴り散らしながら空からの侵略者相手に応戦していた。
『弓兵、撃て!!』
控えていた弓兵達が弓を引き絞り、矢を放つが、当然のようにレグナにはかすり傷一つ生わせれなかった。
レグナは旋回し、彼等に向かって炎を吐き出し吹き飛ばす。
『くそっ!竜一匹墜とすのになにをやってる!』
指揮者らしき人物が罵る。
しかしその怒鳴り声も悲鳴へ変わった。
『あ…あれはなんだ…!?』
竜の背中が光った瞬間、氷の刃が群がる兵士達の頭上に降り注いだ。
『ぎゃぁっ!』
断末魔の叫びとともにひれ伏す。
『だいぶ、数が減ったな…』
レグナがつぶやく。
『油断はできません…この城塞の内部にはまだ敵兵がいるはず…』
そういうとマナは立て続けに魔法を永昌し、地上へと雷鳴を轟かせた。
次々と兵士達が倒れていくのが見えた。
『しかし…容赦ない攻めだな、小娘』
レグナが苦笑いしながら翼を広げる。
『できるだけ敵を引き付けておかないと…私とレグナさんは”囮”なのですから』
『なるほど…我らで敵をあぶり出し、もぬけの殻になった所を小僧どもが斬り込むというわけか…そう簡単にうまくいけばいいがな』
地上から発射される矢を砲弾を回避しながらレグナは炎を吐いて応戦する。
空中で自在に動き回れる飛竜のレグナにとっては造作もないことだった。
反転、横転するレグナの背にしがみつくマナには少し難だったが…
『残りの砲台も全て焼き払ってくれようぞ、小娘墜ちるなよ!』
楽しげにそう言うと、レグナは急降下した。
獄炎の搭内部は神水の時と比べ、ほぼ直線的な造りだった。
息を潜め、アインとリオは獄炎の鍵がある部屋を目指した。
『真っ暗で見えないな…足元、気をつけろよ』
明かりのない通路の壁を背で這うようにして二人は進んだ。
『うん、わかっ…きゃあっ!?』
『って…うわぁ!?』言った矢先。リオが躓き、それと同時にアインをも押し倒した。
音を立てて倒れたせいか、敵兵らしき足音も聞こえてきた。
『ごめっ…ん?』
アインはとっさにリオの口を塞ぐ。
『静かに。今ので誰かがこっちに来てる…』
遠くに響いていた足音が段々と近くに聞こえる。
『誰かいるのかっ!?』
兵士達が怒鳴り散らしながら空からの侵略者相手に応戦していた。
『弓兵、撃て!!』
控えていた弓兵達が弓を引き絞り、矢を放つが、当然のようにレグナにはかすり傷一つ生わせれなかった。
レグナは旋回し、彼等に向かって炎を吐き出し吹き飛ばす。
『くそっ!竜一匹墜とすのになにをやってる!』
指揮者らしき人物が罵る。
しかしその怒鳴り声も悲鳴へ変わった。
『あ…あれはなんだ…!?』
竜の背中が光った瞬間、氷の刃が群がる兵士達の頭上に降り注いだ。
『ぎゃぁっ!』
断末魔の叫びとともにひれ伏す。
『だいぶ、数が減ったな…』
レグナがつぶやく。
『油断はできません…この城塞の内部にはまだ敵兵がいるはず…』
そういうとマナは立て続けに魔法を永昌し、地上へと雷鳴を轟かせた。
次々と兵士達が倒れていくのが見えた。
『しかし…容赦ない攻めだな、小娘』
レグナが苦笑いしながら翼を広げる。
『できるだけ敵を引き付けておかないと…私とレグナさんは”囮”なのですから』
『なるほど…我らで敵をあぶり出し、もぬけの殻になった所を小僧どもが斬り込むというわけか…そう簡単にうまくいけばいいがな』
地上から発射される矢を砲弾を回避しながらレグナは炎を吐いて応戦する。
空中で自在に動き回れる飛竜のレグナにとっては造作もないことだった。
反転、横転するレグナの背にしがみつくマナには少し難だったが…
『残りの砲台も全て焼き払ってくれようぞ、小娘墜ちるなよ!』
楽しげにそう言うと、レグナは急降下した。
獄炎の搭内部は神水の時と比べ、ほぼ直線的な造りだった。
息を潜め、アインとリオは獄炎の鍵がある部屋を目指した。
『真っ暗で見えないな…足元、気をつけろよ』
明かりのない通路の壁を背で這うようにして二人は進んだ。
『うん、わかっ…きゃあっ!?』
『って…うわぁ!?』言った矢先。リオが躓き、それと同時にアインをも押し倒した。
音を立てて倒れたせいか、敵兵らしき足音も聞こえてきた。
『ごめっ…ん?』
アインはとっさにリオの口を塞ぐ。
『静かに。今ので誰かがこっちに来てる…』
遠くに響いていた足音が段々と近くに聞こえる。
『誰かいるのかっ!?』
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