操は譲らない!
『あのさぁ〜聞いてよ美香ぁ〜』
『なぁにぃ?てか彼氏と何かあったの〜?』
昼休みの2年B組の教室に、気の抜けた、あまり賢くは無いだろう女子二人が喋り出す。
『ついにさぁ、エッチしちゃったぁ〜!!』
同じ空間に男子がいるにも関わらず、その子は大きな声で爆弾発言をした。
『ブッ!!』
その生徒の斜め前にいた黒髪のポニテの女は思わず口に含んでいた飯を2、3粒吹いてしまった。
他の生徒も、こんな女子達のやりとりに慣れっこだったが、この子の声の大きさにさすがに少し騒ぎ始めた。
『…ちょ、ちょっと声大きくない?!』
話しかけられた女、美香は回りの異様な空気にとまどいながらも、小声で『詳しく聞かせて?』と興味心身に聞き返した。
その恥じらいもない女子二人のせいで、すっかり弁当をつつく箸が止まってしまったポニテの少女は、回りにいた友達二人に『大丈夫?』と心配されてしまっていた。
『ほんっと、最悪。どうしてそんなに易々と自分の貞操をあげられるの?!信じられない!』
箸を机に叩き付け、荒い口調で呟いた。
『…あぁ? てめぇ今何つった?!』
――聞こえてしまった。
『なぁにぃ?てか彼氏と何かあったの〜?』
昼休みの2年B組の教室に、気の抜けた、あまり賢くは無いだろう女子二人が喋り出す。
『ついにさぁ、エッチしちゃったぁ〜!!』
同じ空間に男子がいるにも関わらず、その子は大きな声で爆弾発言をした。
『ブッ!!』
その生徒の斜め前にいた黒髪のポニテの女は思わず口に含んでいた飯を2、3粒吹いてしまった。
他の生徒も、こんな女子達のやりとりに慣れっこだったが、この子の声の大きさにさすがに少し騒ぎ始めた。
『…ちょ、ちょっと声大きくない?!』
話しかけられた女、美香は回りの異様な空気にとまどいながらも、小声で『詳しく聞かせて?』と興味心身に聞き返した。
その恥じらいもない女子二人のせいで、すっかり弁当をつつく箸が止まってしまったポニテの少女は、回りにいた友達二人に『大丈夫?』と心配されてしまっていた。
『ほんっと、最悪。どうしてそんなに易々と自分の貞操をあげられるの?!信じられない!』
箸を机に叩き付け、荒い口調で呟いた。
『…あぁ? てめぇ今何つった?!』
――聞こえてしまった。
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