G.RPG(9)
「は?何で?そんなに貴重なの?」
俺の言葉にフロンは頷き、薬について詳しく説明してくれた。
「薬は『ウゼン』という表でいう宮城県仙台市のある場所にのみあります」
「ふんふん……」
「この薬は『キョウアン』の宮で許可を得たものしか手に入れる事が出来ないんです」
「へ?何で?」
「それはこの薬が……詳しくは言えませんが薬以外の用途に使われるのを防ぐためです」
「面倒だな……一般の人達がその病気にかかったときもそんな手続きしてんのか?」
一般の人達。つまりは裏で普通に生活している人達。
「それは大丈夫です。この病気の発症率は約1000万人に1人と言われていますから」
「は……!?」
今さらりと凄いことを言われた気がする。
「しかもこの病気は未だ発症原因が分かっていなくて……表の人間である一馬さんがかかる確率は天文学的数値になりますね」
「俺は奇跡的な存在だな。ダメな意味で……」
自分に呆れる俺。
そんな俺の背中をポンポンと叩く笑顔のフロン。
「まぁまぁ、今日は宿を取ってありますからそちらに行きましょう」
「はぁ……。そうだな。暗くなってる場合じゃないな」
そう言えば初詣で引いたおみくじ大凶だったなぁ……。これはその影響か?
俺の言葉にフロンは頷き、薬について詳しく説明してくれた。
「薬は『ウゼン』という表でいう宮城県仙台市のある場所にのみあります」
「ふんふん……」
「この薬は『キョウアン』の宮で許可を得たものしか手に入れる事が出来ないんです」
「へ?何で?」
「それはこの薬が……詳しくは言えませんが薬以外の用途に使われるのを防ぐためです」
「面倒だな……一般の人達がその病気にかかったときもそんな手続きしてんのか?」
一般の人達。つまりは裏で普通に生活している人達。
「それは大丈夫です。この病気の発症率は約1000万人に1人と言われていますから」
「は……!?」
今さらりと凄いことを言われた気がする。
「しかもこの病気は未だ発症原因が分かっていなくて……表の人間である一馬さんがかかる確率は天文学的数値になりますね」
「俺は奇跡的な存在だな。ダメな意味で……」
自分に呆れる俺。
そんな俺の背中をポンポンと叩く笑顔のフロン。
「まぁまぁ、今日は宿を取ってありますからそちらに行きましょう」
「はぁ……。そうだな。暗くなってる場合じゃないな」
そう言えば初詣で引いたおみくじ大凶だったなぁ……。これはその影響か?
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