消えない過去10
確か店の中でも若くて笑顔の可愛い女の子だ。
会って話をしたいと言う。
何事かと思いながら久しぶりの外出、歌舞伎町に向かった。
待ち合わせの喫茶店に着くとマリを探したが見あたらない。
奥の席でこっちに向かって手を振っている知らない女がいた。
最初、俺はマリだとは気付かなかった。
夜の店の中での雰囲気とまるで違い、普通の真面目な女子大生のように見える。
てっきり年上かと思っていたが、なんと俺よりも二つも年下の十八歳と聞いて驚いた。
昼間は歌舞伎町の喫茶店でバイトをしているのだと言う。
なんて事は無い、話と言うのはそこの喫茶店で働かないかという内容だけだった。
店の中で一番年も近かったせいか無職になった俺を心配になったのだろう。
俺のことが好きなのかな?・・・なんて思ってしまう。
美紀のこともあり女性不信になるところだった俺にはこのうえない特効薬だ。
マリではなくマリア様とでも呼ぼうか。
この女性が、俺の運命を変えたマリア様だ。
惚れてしまいそうだった。
まだ失恋の傷が癒えてない俺に、この優しさはマリじゃなくてもまいってしまう。
とりあえず店を見に行こうということになり後をついていった。
そこはコマ劇場から西武新宿駅に向かう、通り沿いの小さなゲーム喫茶だ。
マリはもうここをやめると言う。
変わりに俺を紹介したかったのだろうか?
中に入るとマリは店長に俺を紹介した。
いつからくるかと尋ねられ俺が考える間もなく・・・すぐ働くことにされてしまった。
マリにしてやられた感じはあったが、条件を聞くと、日給制で日に一万から二万は貰えると言う。
毎日働けば月に三十万以上だ。
俺は途方にくれる寸前だったので、渡りに船のつもりで働くことにした。
そこは二十四時間営業のポーカーゲームの賭博喫茶だ。何故こんなに給料がいいのか、わからない。
会って話をしたいと言う。
何事かと思いながら久しぶりの外出、歌舞伎町に向かった。
待ち合わせの喫茶店に着くとマリを探したが見あたらない。
奥の席でこっちに向かって手を振っている知らない女がいた。
最初、俺はマリだとは気付かなかった。
夜の店の中での雰囲気とまるで違い、普通の真面目な女子大生のように見える。
てっきり年上かと思っていたが、なんと俺よりも二つも年下の十八歳と聞いて驚いた。
昼間は歌舞伎町の喫茶店でバイトをしているのだと言う。
なんて事は無い、話と言うのはそこの喫茶店で働かないかという内容だけだった。
店の中で一番年も近かったせいか無職になった俺を心配になったのだろう。
俺のことが好きなのかな?・・・なんて思ってしまう。
美紀のこともあり女性不信になるところだった俺にはこのうえない特効薬だ。
マリではなくマリア様とでも呼ぼうか。
この女性が、俺の運命を変えたマリア様だ。
惚れてしまいそうだった。
まだ失恋の傷が癒えてない俺に、この優しさはマリじゃなくてもまいってしまう。
とりあえず店を見に行こうということになり後をついていった。
そこはコマ劇場から西武新宿駅に向かう、通り沿いの小さなゲーム喫茶だ。
マリはもうここをやめると言う。
変わりに俺を紹介したかったのだろうか?
中に入るとマリは店長に俺を紹介した。
いつからくるかと尋ねられ俺が考える間もなく・・・すぐ働くことにされてしまった。
マリにしてやられた感じはあったが、条件を聞くと、日給制で日に一万から二万は貰えると言う。
毎日働けば月に三十万以上だ。
俺は途方にくれる寸前だったので、渡りに船のつもりで働くことにした。
そこは二十四時間営業のポーカーゲームの賭博喫茶だ。何故こんなに給料がいいのか、わからない。
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