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不思議な夢詩【1話 出会い?】

[312]  2007-01-20投稿
「・・・って言ってくれてるんだけど・・・どーする?ねぇっ捺ーっっ。」

陽向自身は住人の1人2人増えてもそう生活が変わることはないのでただ楽しくなるだろーなーとしか思っていない。


たとえこれが必然の出会いだとしても。


「・・・ここは素直に受け入れたらどうでしょうか?朝兎。」
「・・・え?」

何処からか突然声がする。
それはそれは澄んだ綺麗な女の人の、声。

「えっじゃあ陽向・・・住んでいい?」

ふ、と朝兎が陽向に向けて顔を上げる。

「あっ・・・うん。構わないよ。」

先程の声の主を捜しつつ陽向は許可をする。

「ありがと陽向ー!」

ふわっと笑う。
思わず可愛いと言いたくなるような笑顔で。

「捺も御礼言わなきゃ。」

懐中時計を陽向の前に差し出す。

「・・・?」

陽向がじっと見ているとぶわっという轟音が轟いて風が吹く。

「・・・っ・・・あっ人・・・?!」

時計の影が薄くなってゆくと同時に人の影が濃くなってゆく。
ぱっと見中学生くらいの女の子が出て来た。

「初めまして。時計の時任捺(ときとう なつ)です。」
「・・・時・・・計?」
「そうなんです、因みに朝兎は兎なんです。」
「びっくりー?」

にこっと笑いながら朝兎は言う。

「あ、うん・・・びっくりだよ・・・んで、何でうちに居るの?」
「それはねー・・・。」
朝兎が話し始める。

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